2013年4月18日木曜日

J2菖蒲谷 レースレポート

(Written by Yoshitaka)


J2菖蒲谷、2013年シーズンのJシリーズの第2戦目。前回の緑山から1週間という短さだったのでこの1週間はとにかく合宿とレースの疲れを取ることに専念し、久々にマッサージに行き、体のケアをしてレースに向けて準備した。

菖蒲谷のコースは何回も走っているのでだいたいはわかっていたが、相変わらず過酷なコースで、斜度がきつくて長い上りや、テクニカルなところが多く、下りも斜度がきつい所が多かった。路面がかなり乾いていてドライなのに滑る、といった感じのコンディションでタイヤの空気圧を調整しながら試走した。今回も使用するのはIKON。コースにはアスファルトの区間もあるので、そこでも有利に走る事ができるように空気圧は前輪は2.1、後輪は1.9に設定。一般的な空気圧からしたら高めだが、IKONの柔らかさがあればこの空気圧で乾いた路面でも十分にグリップしてくれる。

そして、レース当日も、1周だけ試走。どうしても気になるコーナーがあったので、そこを確認しながら路面コンディションも確認した。

photo by Keyder 




今回もスタート位置は最前列、しかも1番目のコール。スタート前はいつも緊張しているが今回もかなり緊張しながら、そして自分のやりたい走りをイメージしながらスタートを待った。

photo by Keyder




ピストル音と同時にスタート。最高のクリートキャッチができ、一気に抜け出す。ホールショットを取り、序盤のテクニカルな上りへ。呼吸を整えながら上り、下りも落ち着いて走る。気になっていたコーナーも問題なくクリアし、ペースを一定に保った。コース後半、斜度のきついのぼりで抜かされ、2人パックで走行。離されないようにぴったり後ろについて、再び先頭に立つチャンスを狙いながら走る。2周目、上りはなんとか離されずについて走れたが、下りで徐々に差が開いてしまう。上りで必死に差を詰めながら走っている途中、後輪から嫌な音がする。後輪を時々確認しながら走るが、見た感じ異常なし。なんだろう、と思いながら走っていたら、ガコン!という音が。見ると、何故かクイックが完全に開いて後輪が外れていた。慌ててバイクから降りて、後輪をつける。クイックをできる限り強めに締めて、走行再開。その間に先頭との差が開いてしまったので、焦ってペースを上げる。先頭と20秒ほどの差がついた状態で3周目へ。

photo by Keyder


photo by Keyder



なんとか差を詰めたが無理なペースアップと、焦りで体力をかなり消費してしまい、再びしわじわ差が開いていく。

4周目、先頭との差は広がっていき3位との差が詰まってきていると聞き、後ろも気にしながら走る。この時3位との差は50秒だったが、5周目になると35秒まで詰まっていた。
いよいよ2位争いのレースに。上りと下りで徐々に差を詰められているのを感じながら走っていると、コース後半の上りで抜かされる。離れないように走るが、前半の無茶なペースアップでスタミナが無く追いつかず、徐々に差は開いていってそのままゴール。
結果は3位。

photo by Keyder







2連続表彰台を取ることができて、少し自信になったレースでした。レース感覚もばっちり掴めたので、J1のレースに向けていいイメージが持てました。

photo by Keyder

今回もたくさんの応援ありがとうございました!
新たにスタミナ面での課題がJ1レースの前に発見できたのでしっかり克服して、次のレースに臨みたいと思います!