(Written by Yoshitaka)
Jシリーズの第2戦目、そしてUCIレースとなる八幡浜。前回の朽木から若干の疲労を感じながらも、調子が上がってきているのを感じていた。前回の反省点である下りでのテクニック向上のためにできるだけいつもと違う練習コースを走ったりして、いろんなコースの感覚を覚えた。
レース前日に会場入りして、試走を開始する。この八幡浜のコースは国内では長い方で1周5.6kmを6周回するレースとなった。前半は下りと上りの両方があるシングルトラック、後半からは長い上りを上って、下るといったコース。
そして八幡浜の有名なテクニカルセクションとして「ゴジラの背」と呼ばれる木の根っこがとても多いセクション、そして急な斜度で有名な「桜坂」が存在する。この「ゴジラの背」には苦戦する選手も多く、僕も昔はその1人だった。しかし29erであれば問題なく、安心して走る事ができた。その他にも根っこが多いシングルがあったがスムーズに走る事ができた。
これで、レース当日が晴れになれば何の心配もなくレースに挑める。と思っていたがレース当日は雨。路面は試走の時とは変わって、滑るのが予想された。特に根っこが多いセクションはとても難しくなる。雨用タイヤを選択する人が多かったが、僕はいつも通りIKONを選択した。今の僕のテクニックでは下りでのアドバンテージはそれほど期待できないので上りでの優位性を選んだ。雨のレースでもIKONを使用したことがあり、しっかり走る事ができたので不安はない。
雨が降り続き、気温がとても下がっていたので長めにアップをしてスタートラインへ。
今回も最前列からのスタートで4番目のコール。八幡浜では、いつも以上に観客が多いので少し緊張してしまう。そして合図と同時にスタート。クリートキャッチも成功し良いスタートをきる。
2番手で最初のシングルトラックへ入る。下りでできるだけ離れないように集中して走る。そしてシングルトラックを終えて、4人パックで桜坂に入って一気に上りきる。後半の長い上りで1人がペースダウンしたので3番手でゴジラの背へ。予想通り雨の影響でかなり難しくなっていて、試走の時のように簡単には走れなくて転倒しかけてしまう。
その間に前との差は少し開き3番手で2周目に入る。2周目も集中して下りをミスしないように走り、上りでペースを上げて前との差を少しでも詰めるように走った。
しかし3周目前半には4番手の選手に追いつかれ下りで抜かされてしまう。離れないように走るが徐々に差が開き、後半には単独4位となる。
4周目にはまた1人に下りで抜かされ、順位を落とす。コース後半の上りでぴったり後ろに着くが、ゴジラの背で差が開く。
5周目には雨が弱まって路面コンディションが変わり、さらに滑るようになり桜坂の後のシングルトラックの下りで転倒。この時くるぶしの内側にフロントギアが刺さってしまう。その後も何回か転倒してしまい、痛みに耐えながら走るが順位を上げることができずにゴール。
結果は7位。
前回と同じく下りでのテクニック、そして雨のレースでの経験の差が出たレースになり悔しい結果となってしまいました。悔しい気持ちでいっぱいですが、とてもいい経験になったレースだと思います。
次の富士見でのレースまでまた少し時間があるのでテクニック面を改善しつつ、得意な上りも向上させていきます。応援、サポートありがとうございました。次回もよろしくお願いします。