(Written by Yoshitaka)
2013年シーズン初のJ1レース、朽木。J2菖蒲谷から2週間という時間があったので、改善すべき点であるスタミナ面を意識しながら練習した。
今回はレースがゴールデンウィークに開催されたので、2日前から試走した。1日目はコースと路面を確認しながらじっくりゆっくり試走時間ギリギリまで試走した。2日目は自分が苦手な下りを中心に反復練習をし、スムーズに走れるように何度も走った。
コースは1周4.3kmで、スキー場のゲレンデを使用したきつい上りが多く、下りもドロップオフや、高速バンクがありテクニカルなコース。路面はかなり荒れていて尖った石が多く、試走でタイヤを2本も切ってしまった。
タイヤの選択にはかなり迷い、IKONとASPENの両方を使用して試走し、レース前日まで悩んだが、今回のコースはとても路面が乾いていて滑ったので1番使い慣れているIKONに決めた。空気圧は低めの1.8に設定した。
レース当日はとても気温が高く、20度を超えていた。5月とは思えない厚さで、じっとしているだけでも汗をかくほどの暑さ。暑かったのでアップはいつもより短めにし、アップを終了したころには頭に熱がこもっている感じがしたので、水をかぶって頭を冷やした。
変な緊張もなく、リラックスした状態でスタートエリアに。今回は3番目のコールで最前列。スタートから少しの間はアスファルト区間なので、スタートダッシュのイメージをしながらスタートを待った。
![]() |
photo by Keyder |
そして、スタートの合図と同時に思いっきりペダルを踏み、クリートキャッチに集中してスタート。クリートキャッチは成功し、集団からうまく抜け出しホールショットを取る。
![]() |
photo by Keyder |
最高のスタートダッシュを決めたが、上りでじわじわとベテラン選手達に吸収され、5人パックの4番手で走る。上りでは離れないように走る事ができたが、下りに入ると差が開く。
![]() |
photo by Keyder |
2周目に入り、3位との差は約30秒。まだレースは始まったばかり、落ち着いて差を詰めるんだと自分に言い聞かせながら走る。きつい上りが終わるころには差を詰めて3位選手の後ろにつくが、下りに入ると徐々に差を開けられる。これを3周目まで繰り返し、4周目には上りで差を詰めても30秒程開いた状態になってしまった。
![]() |
photo by Keyder |
なんとか差を詰めようと上りで無理なペースアップを繰り返すうちに、とうとう5周目で両足が攣ってしまう。痛みに耐えながら足を回して上り、差を詰めようと下りもできる限り攻めて走る。そして、最終周回へ。
![]() |
photo by Keyder |
最終周回は後ろの選手が差を詰めてきているのを気にしつつ、前の選手との差を詰めてゴールスプリントにまでもっていくことを考えながら走る。上りで後ろの選手がかなり差を詰めてきたので、最後の力を振り絞って全力のダンシングをする。なんとか上りで差を開けることができて、下りに入るころには前の選手との差だけに集中する。しかし、差は完璧に詰まらずそのままゴール。
![]() |
photo by Keyder |
結果は5位。前回の課題であるスタミナ面は、レース後半でもペースを大きく落とすことがなかったので改善できているのを感じることができた。しかし、もっと下りでのテクニックがあれば大きく順位が変わっていたレースだったと思うと悔しい。これは今後の大きな課題になってくると思うので、全日本選手権までには改善したいと思います。
今回のレースでの経験を生かして改善すべき点を改善し、次の八幡浜までしっかり練習して優勝を狙いたいと思います。
次回もサポート、応援よろしくお願いします。