関西シクロクロスもいよいよ半分となる第5戦、日吉。怪我はまだ完全には治っておらず万全とは言えないが、体の調子が良い状態での参戦だった。
最近は、毎週のようにシクロクロスのレースを走ることによってバイクにも慣れてきて、空気圧などもだんだんわかってきて不安要素がない。気持ち的に余裕があるのも感じる事ができて、いい状態だった。
今回のコースは、上りと下りがバランスよく存在するコースで、斜度はそれほどきつくなく走りやすい。アスファルト上りも単発だが2回ほどあり、下りもそれほど難しくはなく僕の得意なコースだった。しかし、日吉のコースは毎年、パンクトラブルが続出するコースでも有名だったのであまり無茶な走りはできない。
朝の試走の時に、雪と雨が少し降っていてレース前には晴れとなったが、路面はドロドロになっており、とても滑りやすくなっていた。そのため、少しでもグリップするように空気圧を低めの1.7に設定。
ウォーミングアップは前回と同じく、ジョギングとローラーをする。前回もジョギングで心拍を上げて、ローラーで脚を慣らすイメージでやると、スタートの時に体の反応が良かった。
スタート位置は今年のシクロクロスレースで初の最前列。そしてMTBの時と同じように何も気にせず、思いっきりスタートダッシュを決める。最初のコーナーから単独で抜け出し、2つ目のコーナーで、後ろから落車の音が聞こえる。
コーナーの全てが泥で滑りやすくなっていたからだろうか。チャンスだと思い、そこから一気にペースを上げて序盤から後続に差をつけて走る。すでに30秒以上のタイム差がついていたが、さらに差を開けて勝つことに決めて、ハイペースを維持する。
しかし、途中で後輪に嫌な感覚して、確かめてみると後輪がパンク。急いでピットに入りホイール交換をするがなかなか素早くできず、その間にどんどん抜かされてしまう。
そのせいか冷静さを失いさらに交換に時間を使ってしまう。ようやく交換できた頃には6番手ほどの位置に。
トップはかなり前に行ってしまったが、絶対に追いついてやるという気持ちで再スタート。すぐに2位までに復帰するが、この時点ですでにトップとの差は1分近く開いていた。
いよいよレースは残り2周になり、トップとの差は変わらずの状態。諦めずに追い続けながら、一緒にパックになって走っていた畑中選手を引き離すように走るがなかなか離れてくれない。
そして残り1周となり、ゴールスプリントを覚悟しながら走るが、ゴール手前の最終コーナーで畑中選手が転倒。その隙を逃さず、全力でダッシュしてゴール。
結果は2位。
数字だけ見ると、今シーズンのシクロクロスのレースで1番の成績だが、パンクをしたことにより勝てたレースを落としてしまったのが、悔しくて情けない。レースを思い返すといつもより少し荒い走りをしていました。調子が良くて、感情にまかせて走ってしまったのが今回の敗因だと思います。
今後のレースでは、冷静さも持ちながらどんどん挑戦していきたいと思います。
今回も応援、サポートありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
Rank | Name | Team | Time |
---|---|---|---|
1, | 島田 真琴 | シマノドリンキング | 01:03:13 |
2, | 中原 義貴 | CANNONDALE | +00:00:55 |
3, | 畑中 勇介 | シマノレーシング | +00:01:15 |