(Written by Yoshitaka)
今回の海外遠征2回目のレースは BMC CUP。先週の GDA Monte Tamaro から1週間という時間があり、その間もしっかりとトレーニングを続け、休養も取りレースへの準備をしっかりすることができた。時差ボケの辛さもなくなってきていて体の状態は先週よりも良く、トレーニングの間でもいい感触があった。
今回のレース会場までは、拠点としているテネロから車で約2時間。長時間の移動をしなくてもこうして連続でレースが行われるのはとてもいい環境だ。
コースはとても単純でスタートからアスファルト上りをしばらく上って、少し下ってまた上っての繰り返し。特に難しい所もなく、上りでの強さが試されるコースだった。ドライコンディションなら全く問題なく走れるが、雨が降ると少しやっかいな感じでもあった。肝心の天気予報はまさかの雪。
スイスに到着してから過ごしやすい気温だったが、レース当日は本当に雪が降り、気温は一気に真冬並みに。
ウォーミングアップに行くだけで手がかじかんでしまうような寒さの中、レーススタート。
先週よりもスタートはうまくいき、一気に前に出れると思ったが、寒さで体の感覚が麻痺していてうまく動けない状態に。寒さに耐えながら走り続けたが、3周目に下りで転倒。あまりの寒さで体が固まってしまいコントロールができなくなっていた。この転倒でかなり順位を下げてしまい、その後もどんどん体温が下がって動けなくなりトップからー2LAPとなった。
結果はー2LAPで45位。
極寒のレースでまともに体を動かすことができなくなってしまったレースとなった。上りも下りもふらふらでなんとか自転車に乗るのが精一杯という状態で、ゴール後は即シャワールームへ直行だった。
日本に限らずなかなか経験できない寒さの中だったが、そんな中しっかりと走っている上位選手たちはやはり強いと改めて思ったレースとなった。急な温度変化にも対応できるようになることも今後の課題となる。
次週が今回の遠征最後のレース。UCI Class1のレースなので強い選手がたくさん集まるので、その中でしっかりと今回の遠征で学んだ事、経験したことを生かして最後まで全力を出し切って走りたいと思う。
今回も応援、サポートありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
2014年3月29日土曜日
2014年3月19日水曜日
GDA Monte Tamaro レースレポート
(Written by Yoshitaka)
今年初のMTBレースはスイスのUCIレース。スイスに到着してすぐのレースで若干の時差ボケを感じながら挑むレースとなった。出発するまでのMTBシーズンオフの期間はシクロクロスなどのレースにも出続けたおかげで、体の調子は良い状態だった。
今回のレースはU23ではなくエリートクラスでの参戦となり、今まで走ってきた海外レースもレベルはとても高かったが、更に上のレベルを経験できるとても貴重なレースだ。世界チャンピオンもエントリーしていて、自然と気持ちが高ぶっていた。
コースはいろいろな要素がたくさん含まれたテクニカルなコース。ジャンプする所やドロップオフ、ハイスピード区間など、日本では味わえないような、難しさを感じられた。上りもスタート直後にアスファルトの長い上りがあり、コース内にもいくつか単発の上りが多くあった。今まで走ってきた海外でのレースをしっかりと頭でイメージしながら試走した。
レース当日はとてもいい天気で、完全なドライコンデイション。タイヤの空気圧はいつもと同じ硬めの2気圧に設定。もちろん今年使うタイヤは抜群の走りやすさを感じられるIKON TR。
今回は海外遠征のためローラーでのアップは無しで、近くの車道で40分ほどアップをして、早めにスタートエリアへ。
スタート位置は3列目中央。海外レースに出るといつも感じるが、スタート待ちの時間が日本とは違って周りの選手と密着した感じになる。少しでも隙間があれば前輪を突っ込んで、少しでも前へ、前へと行く。そして緊張感は無く、リラックスした状態でスタート。
クリートキャッチは成功、そして全力ダッシュ。前の選手とタイヤをぶつけたり、横の選手とハンドルや手をぶつけたりしながらポジションをあげていく。しかし1周目はうまく体が動かず、思ったように走れない。
一旦ペースを落ち着かせたいが、そんなことをしているとどんどん順位を下げていってしまう。とにかく前に出ることを考え続けて走る。2周目には体も少し動くようになり、ペースを上げていけているような感覚だったが、順位を維持するのにいっぱいいっぱいになってしまう。
そこから順位を上げることはできなかったが、精一杯走り続け、最後まで追い込んだ。
結果はー1LAPで40位。
結果はまだまだ力の差を感じるものになってしまったが、思っていたよりも去年の弱点を克服できていて、悪くはない内容のレースだった。苦手だった下りでは、去年ほどのもたつく感じがなくなっていてスムーズに走る事ができ、得意な上りもポジションをいろいろ変えて調整した結果、ダンシングでの力の入り方がかなり良くなっていた。
シーズン初めのレースとしては最高の経験になったので、今週中に疲れをとってまた来週のレースに向けて取り組んでいきます。
今回も応援、サポートありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
今年初のMTBレースはスイスのUCIレース。スイスに到着してすぐのレースで若干の時差ボケを感じながら挑むレースとなった。出発するまでのMTBシーズンオフの期間はシクロクロスなどのレースにも出続けたおかげで、体の調子は良い状態だった。
今回のレースはU23ではなくエリートクラスでの参戦となり、今まで走ってきた海外レースもレベルはとても高かったが、更に上のレベルを経験できるとても貴重なレースだ。世界チャンピオンもエントリーしていて、自然と気持ちが高ぶっていた。
コースはいろいろな要素がたくさん含まれたテクニカルなコース。ジャンプする所やドロップオフ、ハイスピード区間など、日本では味わえないような、難しさを感じられた。上りもスタート直後にアスファルトの長い上りがあり、コース内にもいくつか単発の上りが多くあった。今まで走ってきた海外でのレースをしっかりと頭でイメージしながら試走した。
レース当日はとてもいい天気で、完全なドライコンデイション。タイヤの空気圧はいつもと同じ硬めの2気圧に設定。もちろん今年使うタイヤは抜群の走りやすさを感じられるIKON TR。
今回は海外遠征のためローラーでのアップは無しで、近くの車道で40分ほどアップをして、早めにスタートエリアへ。
スタート位置は3列目中央。海外レースに出るといつも感じるが、スタート待ちの時間が日本とは違って周りの選手と密着した感じになる。少しでも隙間があれば前輪を突っ込んで、少しでも前へ、前へと行く。そして緊張感は無く、リラックスした状態でスタート。
クリートキャッチは成功、そして全力ダッシュ。前の選手とタイヤをぶつけたり、横の選手とハンドルや手をぶつけたりしながらポジションをあげていく。しかし1周目はうまく体が動かず、思ったように走れない。
一旦ペースを落ち着かせたいが、そんなことをしているとどんどん順位を下げていってしまう。とにかく前に出ることを考え続けて走る。2周目には体も少し動くようになり、ペースを上げていけているような感覚だったが、順位を維持するのにいっぱいいっぱいになってしまう。
そこから順位を上げることはできなかったが、精一杯走り続け、最後まで追い込んだ。
結果はー1LAPで40位。
結果はまだまだ力の差を感じるものになってしまったが、思っていたよりも去年の弱点を克服できていて、悪くはない内容のレースだった。苦手だった下りでは、去年ほどのもたつく感じがなくなっていてスムーズに走る事ができ、得意な上りもポジションをいろいろ変えて調整した結果、ダンシングでの力の入り方がかなり良くなっていた。
シーズン初めのレースとしては最高の経験になったので、今週中に疲れをとってまた来週のレースに向けて取り組んでいきます。
今回も応援、サポートありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
2014年3月14日金曜日
ヨーロッパ遠征の予定
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