2014年3月29日土曜日

BMC CUP レースレポート

(Written by Yoshitaka)

今回の海外遠征2回目のレースは BMC CUP。先週の GDA Monte Tamaro から1週間という時間があり、その間もしっかりとトレーニングを続け、休養も取りレースへの準備をしっかりすることができた。時差ボケの辛さもなくなってきていて体の状態は先週よりも良く、トレーニングの間でもいい感触があった。
今回のレース会場までは、拠点としているテネロから車で約2時間。長時間の移動をしなくてもこうして連続でレースが行われるのはとてもいい環境だ。


コースはとても単純でスタートからアスファルト上りをしばらく上って、少し下ってまた上っての繰り返し。特に難しい所もなく、上りでの強さが試されるコースだった。ドライコンディションなら全く問題なく走れるが、雨が降ると少しやっかいな感じでもあった。肝心の天気予報はまさかの雪。


スイスに到着してから過ごしやすい気温だったが、レース当日は本当に雪が降り、気温は一気に真冬並みに。

ウォーミングアップに行くだけで手がかじかんでしまうような寒さの中、レーススタート。

先週よりもスタートはうまくいき、一気に前に出れると思ったが、寒さで体の感覚が麻痺していてうまく動けない状態に。寒さに耐えながら走り続けたが、3周目に下りで転倒。あまりの寒さで体が固まってしまいコントロールができなくなっていた。この転倒でかなり順位を下げてしまい、その後もどんどん体温が下がって動けなくなりトップからー2LAPとなった。


結果はー2LAPで45位。

極寒のレースでまともに体を動かすことができなくなってしまったレースとなった。上りも下りもふらふらでなんとか自転車に乗るのが精一杯という状態で、ゴール後は即シャワールームへ直行だった。

日本に限らずなかなか経験できない寒さの中だったが、そんな中しっかりと走っている上位選手たちはやはり強いと改めて思ったレースとなった。急な温度変化にも対応できるようになることも今後の課題となる。

次週が今回の遠征最後のレース。UCI Class1のレースなので強い選手がたくさん集まるので、その中でしっかりと今回の遠征で学んだ事、経験したことを生かして最後まで全力を出し切って走りたいと思う。


今回も応援、サポートありがとうございました。次回もよろしくお願いします。