2014年3月19日水曜日

GDA Monte Tamaro レースレポート

(Written by Yoshitaka)

今年初のMTBレースはスイスのUCIレース。スイスに到着してすぐのレースで若干の時差ボケを感じながら挑むレースとなった。出発するまでのMTBシーズンオフの期間はシクロクロスなどのレースにも出続けたおかげで、体の調子は良い状態だった。


今回のレースはU23ではなくエリートクラスでの参戦となり、今まで走ってきた海外レースもレベルはとても高かったが、更に上のレベルを経験できるとても貴重なレースだ。世界チャンピオンもエントリーしていて、自然と気持ちが高ぶっていた。


コースはいろいろな要素がたくさん含まれたテクニカルなコース。ジャンプする所やドロップオフ、ハイスピード区間など、日本では味わえないような、難しさを感じられた。上りもスタート直後にアスファルトの長い上りがあり、コース内にもいくつか単発の上りが多くあった。今まで走ってきた海外でのレースをしっかりと頭でイメージしながら試走した。


レース当日はとてもいい天気で、完全なドライコンデイション。タイヤの空気圧はいつもと同じ硬めの2気圧に設定。もちろん今年使うタイヤは抜群の走りやすさを感じられるIKON TR。

今回は海外遠征のためローラーでのアップは無しで、近くの車道で40分ほどアップをして、早めにスタートエリアへ。


スタート位置は3列目中央。海外レースに出るといつも感じるが、スタート待ちの時間が日本とは違って周りの選手と密着した感じになる。少しでも隙間があれば前輪を突っ込んで、少しでも前へ、前へと行く。そして緊張感は無く、リラックスした状態でスタート。

クリートキャッチは成功、そして全力ダッシュ。前の選手とタイヤをぶつけたり、横の選手とハンドルや手をぶつけたりしながらポジションをあげていく。しかし1周目はうまく体が動かず、思ったように走れない。

一旦ペースを落ち着かせたいが、そんなことをしているとどんどん順位を下げていってしまう。とにかく前に出ることを考え続けて走る。2周目には体も少し動くようになり、ペースを上げていけているような感覚だったが、順位を維持するのにいっぱいいっぱいになってしまう。

そこから順位を上げることはできなかったが、精一杯走り続け、最後まで追い込んだ。

結果はー1LAPで40位。


結果はまだまだ力の差を感じるものになってしまったが、思っていたよりも去年の弱点を克服できていて、悪くはない内容のレースだった。苦手だった下りでは、去年ほどのもたつく感じがなくなっていてスムーズに走る事ができ、得意な上りもポジションをいろいろ変えて調整した結果、ダンシングでの力の入り方がかなり良くなっていた。

シーズン初めのレースとしては最高の経験になったので、今週中に疲れをとってまた来週のレースに向けて取り組んでいきます。

今回も応援、サポートありがとうございました。次回もよろしくお願いします。