2014年4月10日木曜日

Jシリーズ XCO J2緑山 レースレポート

(Writen by Yoshitaka)

スイス、イタリア遠征を終えて帰国した週の週末に行われたJ2緑山に行ってきた。約3週間もの長い期間の海外遠征から帰ってきたばかりで、移動疲れや時差ボケが取り切れておらず、大学も始まり、急な生活ペースの変化で少し体調を崩した状態での参戦となった。

今回のレースはJ2だがメンバーはほぼ揃っていて今の自分の実力を試す事と、海外での経験を生かすことができる最高の舞台だった。



コースは去年と変わらずといった感じで、試走で周回する毎に思い出していった。試走の時には雨が少し降っていて路面はドロドロ。粘土質な泥で、試走が終わったころにはタイヤやフレームにまとわりついていた。天気予報ではレース開始時刻には雨が降っていなさそうだったのでタイヤはいつも通りIKONに。

そしてレース当日、天気は晴れからまさかの雨。温度は少し肌寒いぐらい。どんどん空の色が悪くなるのを見ながら召集を待つ。スタート位置は最前列、それほど緊張することもなくスタートを待つことができた。

そしてスタートの合図と同時にいつもの全力スタートダッシュを決める。ホールショットは取れなかったが2番手でレース開始。3人パックで走り、1周目から後続に差を開けることに成功。


去年までなら2周目に入るころにはかなりペースダウンして後退、といった流れだったが今年は違う。まだまだいける、もっと踏める、そう考えながら2周目へ。ここで2人パックになるがペースを落とさずに走り続ける。まだ路面はあまり滑らない状況だったので下りは冷静にこなし、上りはダンシング。インターバルのような感じで走る。

3周目もペースを保つが後ろの選手は少しも離れない。少しでも隙を見せたら抜かれる、そんな緊張感の中走っていると雨が強まり路面状況が徐々に変わり、マッドコンディションに。

それから下りでのミスが多くなり、4周目に2番手に下がってしまう。雷も鳴り始め、天気は最悪の状況。雨の影響でテクニカルになった下りで徐々に差が開いていく。5周目に入るころには3番手の選手が差を詰めてきていて、いよいよ2番手も危うくなってきたころ、ゴールエリアで突然鐘の音。雷と豪雨で周回数が短縮となり急遽最終周回に。


この1周で出し切る勢いでバイクを進めていくが、じわじわと差を詰められコース終盤で抜かされてしまい、3番手でゴール。

結果は3位。

帰国後すぐのレースで体調も安定しない中、不安なレースだったが思っていたよりも走る事ができたレースとなった。オフシーズンのトレーニング効果、そして何より海外遠征での経験が自分にいい影響が出ているのを感じる事が出来た。結果としては優勝を狙っていたので悔しいが、まだまだシーズンは始まったばかり。どんどん調子を上げていきます。

そして次のJ2菖蒲谷でも追い込みます。
今回も応援、サポートありがとうございました。次回もよろしくお願いします。


Rank Name Team Time
1 小野寺 健 MIYATA-MERIDA 00:46:26
2 門田 基志 TEAM GIANT +00:01:05
3 中原 義貴 Cannondale +00:01:19

【使用機材】
フレーム: CANNONDALE F29 Ballistec Hi-MOD Carbon
フォーク: CANNONDALE Carbon LEFTY
クランク: SRAM SRAM XX1
ディレイラー: SRAM XX1 11 speed
チェーン: SRAM XX1 chain
ホイール: ENVE ENVE 29er
タイヤ: MAXXIS IKON TR 29er
ブレーキ MAGURA MAGURA MT-8
ペダル: MAVIC Crossmax SL
サドル: FI`ZI:K TUNDRA 2
ハンドル: ENVE
ステム: レオナルド LEFTY用―20°
ヘルメット: Kabuto KOOFU
シューズ: MAVIC FURY
グローブ: Kabuto PRG-3
アイウェア: kabuto PRIMATO PHOTOCHROMIC