今回は初参加となる、世界大学選手権。集まる選手は自分と同じ、大学へ通いながらMTBの競技をしている人たちだ。開催された場所はポーランドのイェレニャ・グラという所で、気温などは日本と一緒だが湿度が高くない分、日本よりは涼しい。滞在している間、夜はほぼ毎晩雨が降っていて、コースコンディションは変わりやすかった。トレーニング期間が長めにあったので、コースは毎日じっくり走った。頻繁に雨が降ったり、日差しが強くなったりするおかげでドライ、ウェット、セミウェット、すべての路面を経験することができた。
コースは約4kmでテクニカルな所はほとんど無く、勾配が急な上りが単発でいくつもあるコース。上りは根っこがあったり、岩があったりと、下りよりも上りの方が難しくなっていた。
レース当日は晴れ、アップ前にコースを見に行ったらドライコンディションだった。気持ち的にも余裕ができ、落ち着いてスタートラインへ。スタート順は前日のTTの順位で決まっているので、14番目。3列目に並ぶことができた。
TTの結果を見ていてもかなり強い選手がたくさんいて、その選手達のすぐ後ろでスタートできるのはとてもいいチャンスだった。そしていつも通り、日本でやっているようにスタートから全力で飛び出す。
最初の右コーナーで他の選手が左に寄っていたので右側に入ると、目の前には誰もいない。これはチャンスだ、こんな機会はそうそう無い、可能な限り全力で走り続けるんだ、そう思って全力のダンシングをすると、いつの間にか先頭に。しばらく走り続けられたので、このまま差を開けようと思ったが、上りが終わると同時に失速してしまい、順位を落とす。
スタートループは20位ぐらいで終えて、メインコース1周目に。徐々に順位を上げながら走っていると、3周目に足が攣ってしまう。痛みに耐えながら走り、なるべく踏まずに回す事を意識する。
そうしているうちに足が少し回復し、ペースを元に戻すが、順位を上げることはできずそのままゴール。
結果は12位。
順位は悔しい結果となってしまったが、世界選やuciレースでは経験できない位置からのスタートができ、同年代で同じ学生という状況での選手と競えたのでとてもいい経験になった。その上 海外レースで先頭を走ったのは初めてだったので、貴重な経験ができたレースとなった。
トップとの差は大きく、しかし同じ学生。自分にもまだまだやれる事がたくさんあるのを改めて思い知らされた。
コースも今までになくきついコースで、上りはひたすら耐えて、下りはいかに1つ1つのコーナーなどを丁寧に、正確に走るかが重要なコースで、これも良い経験となった。
この経験や感じたことをしっかりとこらからのレースで生かしていきたいと思います。
今回も応援、サポートありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
Rank | Name | Team | Time |
---|---|---|---|
1 | BARBEN Emilien | NEUCHATEL | 01:23:05 |
2 | KONWA Marek | HOLY CROSS UNIVERSITY KIELCE | +00:00:44 |
3 | NESVADRA Jan | UNIVERZITA PARDUBICE | +00:01:17 |
12 | 中原 義貴 | KANSAI GAIDAI UNIVERSITY | +00;13:44 |
【使用機材】
フレーム: | CANNONDALE F29 Ballistec Hi-MOD Carbon |
フォーク: | CANNONDALE Carbon LEFTY |
クランク: | SRAM SRAM XX1 |
ディレイラー: | SRAM XX1 11 speed |
チェーン: | SRAM XX1 chain |
ホイール: | ENVE ENVE 29er |
タイヤ: | MAXXIS IKON TR 29er |
ブレーキ | MAGURA MAGURA MT-8 |
ペダル: | MAVIC Crossmax SL |
サドル: | FI`ZI:K TUNDRA 2 |
ハンドル: | ENVE |
ステム: | レオナルド LEFTY用―20° |
ヘルメット: | Kabuto KOOFU |
シューズ: | MAVIC FURY |
グローブ: | Kabuto PRG-3 |
アイウェア: | kabuto プリマト |