場所:愛媛県 八幡浜
路面:ドライ
周回数:7周
順位:2位
リオオリンピック選考会であり、国内では貴重なUCIレースである八幡浜。今年はUCIクラス1になっていてUCIポイントも高い。今後海外で戦っていくためにはより多くのUCIポイントが必要になってくるのでとても重要なレースだ。このレースに向けては開幕前からイメージしてきたし、トレーニングも順調にできていた。去年の1番の課題でもあったメンタル面も余裕があり、戦う準備はばっちり。どういう感覚でいれば自分が最大限の力を出せるかも前回の朽木で掴めていた。
八幡浜のコースはとてもハイスピードで、ゴジラの背と呼ばれるテクニカルな所もあり、国内ではトップレベルのコース。このレースのために以前合宿にも来て練習していたので試走ではイメージと走りをしっかり合わせていくことに専念した。
レース当日は5月とは思えない暑さで過酷な状況になる事が予想されたがそれでも心には余裕がある。いける、今日は前よりも良い走りができる、そういう考えしか湧いてこなかった。
そしてレース開始。スムースにスタートでき、トップに出る事は出来なかったがトップ集団で最初のシングルへ。下りでも余裕があり、大きく離される事もなく走り、隙ができた所でトップへ出る。
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photo by Alioka Construction |
そしてそのペースを維持していると自然と山本選手と2人パックに。心のどこかでこうなるんじゃないかと思っていたがそれが現実になり、さらに力が湧いてくる。
必ず超えなければいけない相手だ、負けるわけにはいかない、と気持ちを奮い立たせ走るがなかなか離すことができない、後ろに下がると細かい所で差を開けらるが必死に食らいつく。そんな走りを繰り返していたがレース後半になると徐々に徐々に離されてしまう。
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photo by Alioka Construction |
差は10秒から開いていき、20、30秒となっていく。焦る気持ちでペースを上げようとするが差を詰めれない。維持するので精一杯だった。最後の最後まで勝つつもりで走ったが僕の力は届かず、ゴール。
結果は2位。
連続で表彰台に立てたが、正直悔しい気持ちしか湧いてこないレースとなった。まともに力の差を感じてしまった瞬間があったのが何より悔しい。調子は良かったし、機材の面でもしっかりとサポートしていただいているのに申し訳ないです。しかし、今回のレースを走り、まだまだ速く走れる、と感じられた事は大きいです。この良い流れと感覚を持ち続け、また次のCJ-1富士見で勝利を掴みにいきます。
今回も暑い中たくさんの応援、サポートありがとうございました。
1st | 山本 幸平 | TREK FACTORY RACING | 1:36:41 |
2nd | 中原 義貴 | BH SR SUNTOUR | 1:37:24 |
3rd | 沢田 時 | Bridgestone Anchor | 1:38:09 |
使用機材
フレーム: | BH Ultimate 29 |
フォーク: | SR SUNTOUR AXON |
コンポーネント: | SRAM XX1 (34T) |
ホイール: | MAVIC CROSSMAX SL |
タイヤ: | MAXXIS IKON TR 29インチ (空気1.8) |
ブレーキ: | MAGURA MT-8N |
ペダル: | MAVIC CROSSMAX SL |
ハンドル; | ENVE670mm |
ヘルメット: | kabuto ZENARD |
シューズ: | MAVIC CROSSMAX SL ULTIMATE SHOE |
インソール: | SIDAS |
グローブ: | kabuto PRG-5 |
サドル: | fabric |
ウォームアップ時: | ワンセコンドHCA |
レース中: | CCDドリンク、ワンセコンドCCD(ライチ風味) |