場所:NoveMesto、 CZE
路面:ドライ
周回数:スタートループ+6周
順位:−2LAP
エリートクラスで参戦するのは初となる世界選手権。今年はWCケアンズにも行き、エリートクラスのレベルの高さも感じられていたので心の準備はしっかりできていた。コースはWCでも使われているNove Mesto。登りには根っこが多くあり、下りはロックセクションやジャンプするところなどコース全体としてかなりテクニカルになっている。そして登りは斜度も緩くはないのでさらにコースとして厳しさがあった。
試走では早い段階で難しいところをクリアできるようにし、レース前日まで試走を繰り返し、徐々にスピードを上げて速さを求めていった。メカニックの方々やマッサーの方々、そして監督の完璧なサポートのおかげで調子はバッチリ。あとはしっかり集中してレースを走るだけだった。
前日に雨が降ったがレース当日は雨も降らず、日本とはまた違った暑さを感じさせる温度で路面はほぼドライ。不安な気持ちも一切ない。変な緊張もなくスタートを待つ。並ぶ場所は最後尾だがレースが始まってしまえばやることは同じで全力で前へと出て行くだけだ。
そして定刻通りレーススタート。落車もなくスムーズな流れでスタートを切る。最初は本コースではなくスタートループを走るため、幅の広い登りが続く。ここで少しでも位置を上げておかなければいけない。
一気に位置を上げて少し下がってを繰り返すが、途中シングルの登りで渋滞が起こってしまう。しかし、これもレース。
焦る気持ちもあるが冷静に対処し、1周目へ。抜ける所で踏んで、下りで差を詰めてを繰り返しながら走っていたが明らかにオーバーペース。体は早々に悲鳴を上げ始めるがここで折れるわけにはいかない。気持ちを奮いたたせ、ひたすら前を追い続けて走る。しかしトップとの差はどんどん開いていき、あと2周の所でLAPアウト。
結果は-2LAPとなり、厳しい現実を叩きつけられた。これが今の自分の実力なんだと思い知らされた。しかし悔しさと同じくらい心の底からやる気が満ち溢れてきている。まだまだ強い選手はたくさんいて、その人達に勝つにはもっと努力しなければいけない。まずは近くにある全日本選手権での勝利を意識し、残りの時間取り組んでいきます。
今回も多くの方々の応援、サポートありがとうございました。
日本選手団の皆様も最高の環境を用意していただきありがとうございました。
使用機材
フレーム: | BH Ultimate 29 |
フォーク: | SR SUNTOUR AXON |
コンポーネント: | SRAM XX1 (34T) |
ホイール: | MAVIC CROSSMAX SL |
タイヤ: | MAXXIS IKON TR 29インチ (空気1.5) |
ブレーキ: | MAGURA MT-8N |
ペダル: | MAVIC CROSSMAX SL |
ハンドル: | ENVE670mm |
ヘルメット: | kabuto ZENARD |
シューズ: | MAVIC CROSSMAX SL ULTIMATE SHOE |
インソール: | SIDAS |
グローブ: | kabuto PRG-5 |
サドル: | fabric FLAT |
ウォームアップ時: | ワンセコンドHCA |
レース中: | CCDドリンク、ワンセコンドCCD(ライチ風味) |