2017年12月30日土曜日

関西シクロクロス マイアミ レースレポート





日付:1217
場所:滋賀県 マイアミ
路面:ドライ
周回数:9
順位:2

2017年最後のレースとなる関西シクロクロス、マイアミに参戦してきた。オフシーズンでトレーニング強度を上げている中でのレースだったので疲労状態であったがこれも来シーズンに、そして今後のレースに繋がっているので特に気にする事なく会場へ向かった。

マイアミのコースといえば砂がメイン。タイヤが埋まり、まっすぐ進まない、漕ぎが重たくなるなどの独特の難しさがある。試走ではベストなラインと前が詰まった時の回避ルートを探りつつ砂をメインに攻略していった。

今回も関西シクロクロスのランキング順でコールされ、自分は1番コール。




メンバー的に今回1番の敵となるのがシクロクロスでも有名な竹之内選手。しかし今回は最後方スタートだったのでチャンスがあるのと同時に、追いつかれたら自分の砂でのテクニックの無さが出てしまい負けてしまうかもしれない、最初に大きな差を開けておくのが鍵だと思った。

スタートから全開走行で行き、プラン通り先頭に立ち後続との差を開けることに成功。1周目を終えて周りからの声で竹内選手がすぐ近くまで追い上げて来ていることがわかる。

ここからが粘りどころだと思い、踏めるとこは踏み、苦手意識のある砂もパワーで強引に砂を散らしながら走る。ペースはキープできているが後ろから徐々に追い上げられているのが目に見えてわかり粘るが4周目には先頭を取られてしまう展開に。

アスファルト区間では自分の方が踏めている感覚があったがどうしても砂で離されてしまう。追いつかなければという気持ちから何回かミスもしてしまい、その差はどんどん開いていった。

最後まで追い込み続けたが力及ばず2位でのフィニッシュとなった。



結果としては2位だったがタイム差が大きいので完敗となったレースだった。トレーニングとしてはハードウィーク2週目で、今回もしっかりと追い込めたので今後に繋げられるものになった。シクロクロスではあらゆる状況に対応し、繊細な走りをしなければいけないのでその感覚をレースの中で掴み、自分の技術としてMTBレースに生かして行きたいと思う。

今回も応援、サポートありがとうございました。

今回は関西シクロクロス200回記念大会でした。いつもありがとうございます。


使用機材

  • ウェア:DECOJA ワンピースジャージ

  • ヘルメット:kabuto ZENARD
  • インソール:SIDAS
  • グローブ:kabuto SFG-1
  • ペダル:HT Leopard M1
  • ウォームアップ時:ワンセコンドHCA

  • レーススタート前:ワンセコンドBCAA
  • ゴール後:POWERPRODUCTION GOLDENTIMEPROTEIN

2017年12月18日月曜日

関西シクロクロス 美山






日付:123
場所:京都府 美山
路面:ドライ
周回数:10
順位:5

早くも4戦目になる関西シクロクロス 美山に参戦してきた。所々に根っこがあり、下りはMTBのような斜度と流れの良さ、その後には平坦でコーナー多めなコースの印象が強かったが今年もそれは健在だった。さらに朝霜で少し湿って滑りやすくなっているキャンバー区間が追加されていて去年よりテクニカルになっていた。
今回は関西シクロクロスのランキング順なので最前列からのスタートとなったが少し出遅れ、ほかの選手に先行を許してしまう。

photo by Y.Takagi

落ち着いて抜かしどころで抜かし順位を上げ、トップを走るが3周目にタイヤが外れるトラブルでかなり後退してしまう。スムースなピットワークにより最下位まで落ちるようなことはなかったがトップとは大きく差が開いてしまった。どこまで挽回できるかなどと考えている余裕もなかったので全力で前を追い、11つ順位を上げていく。

photo by Y.Takagi

後半になるに連れて先頭のペースも落ちていたのでラスト2周には3位、4位選手まで見える位置まで追い上げたが差を詰めきれず5位でフィニッシュとなった。

photo by Y.Takagi

今回はタイヤの空気圧を少し下げすぎてタイヤが外れるトラブルを起こしてしまった。事前に外れる可能性を知らされていたので完全に自分のミスだった。2度目がないように対策して今後のレースに挑みたいと思います。

今回も応援、サポートありがとうございました。



使用機材
  • ウェア:DECOJA ワンピースジャージ
  • ヘルメット:kabuto ZENARD
  • インソール:SIDAS
  • グローブ:kabuto SFG-1
  • ペダル:HT Leopard M1
  • ウォームアップ時:ワンセコンドHCA
  • レーススタート前:ワンセコンドBCAA


2017年12月1日金曜日

関西シクロクロス 第3戦 UCI マキノ




日付:1119
場所:滋賀県 マキノ高原
路面:マッド
周回数:7
順位:8

前回の紀ノ川から少し間を置いてやってきた関西シクロクロス第3戦マキノ。今年もUCIレースとして開催されていて、参加する選手のレベルも一気に上がる大会だ。毎年マキノのレースは楽しみにしていて、その理由はコースがとても僕好みで走っていて楽しいからだ。
コースは基本的に登り坂でパワーコース。単純なように見えるがキャンバーの登りや下りがあり、細かいテクニックも必要とされる。
今年は前日から雨が降り、当日も雨でコースは泥々のマッドコンディション。気温も低く、シクロクロスらしい状況だった。

今回はUCIレースのためスタートコールは48番目で後方スタートとなったが、マイナスな気持ちは無く、むしろこの状況を楽しんでいる自分がいた。どうやって上位に食い込むか、それだけを考えてスタートを切る。

photo by FABtroni+camera

スタートではやはり渋滞もあり、スロースタートとなったが冷静に状況を見て、隙間があればそこに入り込み選手をパスしていく。これがうまくいき、2周目には123番手までポジションをあげることに成功。

photo by Y.Takagiさん

数人のパックとなり走り、自分が得意なところで前に出て、差を開け、前を追う走りをしていき、9番手ぐらいのポジションに。
走っている間も雨は降り、どんどんコースコンディションは悪くなっていく。

photo by FABtroni+camera

今回、自分はスペアバイクもスペアホイールも無いので、1度バイクトラブルを起こしてしまってはそのままリタイヤとなってしまう。レースは慎重に、常にバイク状況もチェックしながら走った。

周回を重ねるごとに徐々に前との差は詰められていたが、届くことは無く8位でゴールとなった。

photo by FABtroni+camera


今回はシクロクロスシーズンでは初のマッドコンデイションで機材的にも自分の技術的にもどうなるだろうと思っていたが、機材はノートラブルで、技術面でも上達を感じられた。コースに慣れてきたからどいうのもあると思うが、周回を重ねるごとにブレーキ回数が明らかに減っていったのが向上を感じられたシーンだった。

前の選手は捕らえられる範囲にいたが追いつかなかった。ここは自分の力不足なのでこの冬でそこを埋められるように、追い抜けるようにしていく。

次回は関西シクロクロス第4戦 美山に出場します。
今回も応援、サポートありがとうございました。


使用機材
  • ウェア:DECOJA ワンピースジャージ
  • ヘルメット:kabuto ZENARD
  • インソール:SIDAS
  • グローブ:kabuto SFG-1
  • ペダル:HT Leopard M1
  • ウォームアップ時:ワンセコンドHCA
  • レーススタート前:ワンセコンドBCAA


関西シクロクロス 第2戦 紀ノ川



日付:115
場所:和歌山県 紀ノ川
路面:ドライ
周回数:13
順位:2

MTBシーズンも終えて、オフシーズン。トレーニングのために今年もシクロクロスに参戦する。その最初のレースとなる関西シクロクロス 紀ノ川大会は今回が初開催の会場で自分が所属しているDECOJAがメインスポンサーの大会でもある。

コースは平坦で路面はボコボコ、コーナーも多く基本的なテクニックが必要とされ、常に振動が手に来るタフなコースとなっていた。
試走でコースに慣れるというよりははシクロクロスバイクになれるように意識して走った。

スタートは2列目で良い位置。スタートダッシュもうまく決まり、1周目はトップで帰って来るが後退し2,3番手のパックで走行する事に。ここから長い戦いが始まった。大きなさを開けることも開けられることも無く、常に付かず離れずの状況。ステップでのジャンプでは自分にアドバンテージがあったがそのほかのコーナーでは相手の川村選手の方がうまく、詰められる。この展開がずっと続く。たまにホームストレートで離されるが意地で付いていき、決して大きな差は開けられないように走る。

いろんなセクションで差を開けようとするがどれもうまくいかず、先頭は遥か先。2位は必ず手に入れなければと思い、策を練るが最終的に思いついたのはスプリント勝負。単発的な爆発力では絶対的な自信があったのであとはその展開に持っていくだけ。

最終周回まで抜きつ抜かれつを繰り返し、最終コーナーに入る前に抜かし、前に出てスプリントをかけることに成功しそのまま2位でゴールとなった。

トップとの差が大きいので正直悔しさがあるが、シクロクロス初戦にしてはまずまずな走りができた。状況を冷静に見て判断することもできていたのでそこも良かったと思う。が、トレーニングのためという意味では追い込みきれていなかったのかもしれないという部分もあったのでこれは反省。

次回のマキノではもっとレベルの高い選手が集まるし、レベルの高いレースになると思うので、そこでしっかりと戦えるよう準備していきます。

今回も応援、サポートありがとうございました。



使用機材

  • ウェア:DECOJA ワンピースジャージ

  • ヘルメット:kabuto AERO-R1
  • インソール:SIDAS
  • グローブ:kabuto SFG-1
  • ペダル:HT Leopard M1
  • ウォームアップ時:ワンセコンドHCA

  • レーススタート前:ワンセコンドBCAA


2017年10月30日月曜日

CJ-1 下関 レースレポート




日付:10月22日
場所:山口県 下関 深坂自然の森
路面:ドライ
周回数:6周
順位:DNF


2017年シーズン最後のMTBレースとなるCJ-1下関に出場してきた。
このコースは今回が初出場となったので試走は入念に行った。コースは4kmほどでシングルトラックが多め。アップダウンが細かくあり、個人的には好きなコースだった。富士見で転倒し痛めた右膝も状態は良くなり、走りに影響しないほどになっていた。

レース当日は台風による強風と雨が心配されたが予報とは違い、天気は曇り。路面も前日の雨で気になっていたがレース前にチェックするとかなり乾いていたのでタイヤはIKONを選択。1時間前からウォームアップを開始し、スタート30分前にワンセコンドBCAAを摂るいつもの流れ。体調も悪くないし、何よりこの日は単純に走ることが楽しみで仕方なかった。

早くスタートしたい!という気持ちいっぱいでスタートラインへ。そして定刻通りレーススタート。

若干出遅れたが最初のシングルトラックに入る前に5、6番手で入る。先頭はまだ見えるし、シングルを走り続けていてもそれほど大きな差は開いていない。体もしっかり動いているし必ず追い抜ける!という気持ちで走る。少しの間3人のパックで走っていると1人パンクで後退、1人は下りでパスし、2位で2周目へ。この時点でまだ30秒差。全く見えなくなるほどの差ではないし、今日はしっかり踏めているし回せている、いい感覚だ。所々少し滑る箇所があったがそこは気をつけて、登りなどの踏むところで差を詰めようと考えていたが、それでは詰まらず3周目へ。

順調に走れてはいたが前との差は詰まらない。少しリスクを払わないといけないかもしれないと思いながら4周目へ。

差を詰めるため下りを攻めて走り、タイム差が縮まるかどうか確認しようとしたが、ピット直前の下りで転倒してしまい、右足を痛めてしまう。痛みでしばらく立つこともできず、順位はどんどん下がっていく。こんなところでレースを降りてたまるかという一心で再スタートするが、右足に力を入れることも踏ん張ることもできずリタイヤという形でレースを終えた。

転倒によりリタイヤ、というのは初めてで複雑な気持ちです。怪我は膝を数針縫うのとくるぶしの打撲で済んだのが不幸中の幸いでした。転倒するまでは2番手で走れていたというのはここ最近の自分の中では良かったことだと思います。トップとの差も今までのリザルトから比べるとかなり近いものでした。しかし、今回は出場している選手が少なかったので、これも複雑な気持ちではあります。フルメンバーでもこの日の走り、この日以上の走りをしなければならない。課題は山積みです。

今シーズンのMTBレースはこの下関にて終了となりますが、気持ちを新たに、また来シーズンへ向けて走り出して行きます。

たくさんの応援、サポートありがとうございました。





使用機材

  • ウェア:DECOJA

  • フレーム:WIAWIS HEXION 29 NANO CARBON (Mサイズ)
  • フォーク:FOX 32 FLOAT SC 29
  • コンポーネント:SRAM EAGLE 1×12 (38T)
  • ホイール:MAVIC CROSSMAX PRO
  • タイヤ:MAXXIS IKON 29インチ (空気前1.6 1.6)
  • ブレーキ:MAGURA MT-8 RACELINE
  • ヘルメット:kabuto AERO-R1
  • シューズ:MAVIC CROSSMAX SL ULTIMATE SHOE
  • インソール:SIDAS
  • グローブ:kabuto PRG-5
  • サドル:fabric FLAT
  • ペダル:HT Leopard M1
  • ウォームアップ時:ワンセコンドHCA
  • レーススタート前:ワンセコンドBCAA
  • レース中:CCDドリンク、ワンセコンドCCD(ライチ風味)


2017年10月20日金曜日

CJ-1 富士見(秋)レースレポート




日付:1015
場所:富士見パノラマ
路面:マッド
周回数:5
順位:16

前回の白馬から2週間経ち、迎えた富士見パノラマでのCJレース。このレースまでの間にフルサスペンションバイクからハードテールバイクへチェンジ。メーカーはWIAWIS29インチのカーボンバイクで、乗り味はとても軽く、パワーの伝達が良い。登りでダンシングした時は爽快感すらあるフレームだ。最初に乗った時から良い感触を得られたので、いきなりレースで使用するのに全く不安はなかった。

WIAWIS HEXION 29 NANO CARBON

フロントフォークはFOX 32FLOAT SC 29をマムアンドポップス様よりサポートしていただき、その動きも快調。フォーク自体の重さも以前に比べて格段に軽くなっていて登りでの感触が全然違い、軽い。フォークとしての動きはもちろん良くて、あらゆるギャップを最小限に抑えてくれて、加速に繋げられる。

FOX 32FLOAT SC 29




新しいバイク、新しいフォークで気持ちも高ぶったままレースへ。
この日はあいにくの雨で路面コンディションはどんどん悪くなっていく。しかし自分の中では富士見は雨が降ってもそこまで滑るコースではないと思っていたのでタイヤはI新品のIKONに履き替えてタイヤのノブが1番良い状態の物を使った。

そして寒さに震えながらレーススタート。スタートは少し出遅れる形となってしまったが、先頭は見える位置で走る。シングルを抜けた後の登りで順位を上げようと考えていた。しかしシングルに入る入り口にあるロックセクションで前が詰まるのが見えてしまった。これに突っ込んでしまう訳にもいかないのでバイクを降りてシクロクロスのように担ぎ2名ほどをパスする。冷静に判断もできていたので良い流れだ、と思いながらさらに前を追いかけようとバイクに飛び乗った瞬間、サドルは上向きに。

これではまともに漕ぐこともできない。そこからはひたすらダンシングと漕ぎにくい状態でピットを目指す。


Photo by 伊東さん

ピットに入り、サドルの向きを直し再スタートするが順位をかなり落としてしまっていた。
必死に前を追いかけるが無理な体勢で乗っていたせいで足と腰ににダメージがあり、思うようにペースは上がらず16位でゴールとなった。


Photo by 伊東さん

トラブルに見舞われた今回のレース。しかし最後にチェックしたのは自分なので、自ら引き起こしたトラブルでした。2度とこういうトラブルは起こさないために今後はさらにチェックを入念にしていきます。

次は2017年最後のMTBレース、CJ-1下関。今シーズン、満足のいく結果が出せていないので最終戦で満足のいく結果、走りをして来年に繋げられるようなレースにします。残りの時間で自分のパフォーマンスを最大限出せるよう過ごしていきます。
今回も応援、サポートありがとうございました。

Photo by 伊東さん







使用機材

  • ウェア:DECOJA
  • フレーム:WIAWIS HEXION 29 NANO CARBON (Mサイズ)
  • フォーク:FOX 32 FLOAT SC 29
  • コンポーネント:SRAM EAGLE 1×12 (38T)
  • ホイール:MAVIC CROSSMAX PRO 
  • タイヤ:MAXXIS IKON 29インチ (空気前1.6 1.7)
  • ブレーキ:MAGURA MT-8 RACELINE
  • ハンドル;ENVE670mm
  • ヘルメット:kabuto AERO-R1 
  • シューズ:MAVIC CROSSMAX SL ULTIMATE SHOE
  • インソール:SIDAS
  • グローブ:kabuto PRG-5
  • サドル:fabric FLAT
  • ペダル:HT Leopard M1
  • グリップ:ESIgrips
ドリンク類
  • ウォームアップ時:ワンセコンドHCA
  • レーススタート30分前:ワンセコンドBCAA
  • レース中:CCD、ワンセコンドCCD(ライチ風味)


2017年10月3日火曜日

CJ-1 白馬 レースレポート




日付:101
場所:白馬
路面:ドライ所によりマッド
周回数:6周
順位:11

シーズン後半戦の2つ目である白馬大会に参戦してきた。
前回の妙高から1週間という時間があり、その間もトレーニング量は落とさずこなしてきたため、疲れを感じながらの会場入り。
白馬のコースは年々進化し続けるため毎年走っていて飽きない。それは今回も同じく、今までで1番楽しいコースになっていた。前半は少し長めの登りがあり、そのあとは細かいコーナーがあるシングル。そのあともアップダウンを繰り返し、テクニカルな登り、流れのいい下り等、走っていて純粋に楽しめるコースとなっていた。
試走日から山の中の日が当たらないシングルは路面が滑りやすくなっていたが、タイヤはいつも通りIKON。空気圧も2.0と少し高めに。もはやIKONしか使っていないと言われても仕方ないレベルでIKONしか使っていないが、本当に大体の路面は問題なく走れてしまうのがこのタイヤの強みだ。
今回から投入したMAGURA HC3のブレーキレバーも高剛性で、レバー角度、ブレーキの効き具合等、調整できるところが増えているのでさらに自分が扱いやすいように、思い通りのブレーキングができるようになった。

より多くの調整が可能になったMAGURA HC3

今回も事前に機材面はRingoRoadさんにチェックしていただいているので万全。あとは走るだけ。



レース当日は雨の心配もなく、大阪のような暑さも感じられず走りやすい気温。
スタートは今回も最前列6番目のコール。そして1345分にスタートの合図。
問題なくスタートできたが、体の力の入り方が良くない。しっかりと踏めていなかった。一旦冷静になり、体に力を巡らせるイメージで走り続ける。序盤は大きく順位を落としたが2周目からは56番手の位置に。
この位置からは34番手選手までまだ見えていた。周回を重ねるごとに荒れていくシングルの路面にも冷静に対応して走るが、どんどん体がキツくなるのを感じていた。

Photo by 伊東さん

余計なことは考えず、最後まで出し尽くして走ることに集中し走る。そうしているうちに腹筋と両足が攣る最悪の事態に。

Photo by 伊東さん

こうなるとキープどころかペースは落ちていく。ラスト2周というところで大きく順位を落とし、最終的に11位でゴール。

Photo by 伊東さん


ゴール後、チームメイトと今回のレースを見返したが前回もそうだったが今回も補給ミスが目立った。走り方も少し乱暴になっており、勢いがある、と言えば聞こえはいいが無駄も多い。今はあえてそういう走りをしている部分もあるが、それも含めて次回の富士見までに可能な限り修正をしていく。残りは2週間後の富士見、そしてその翌週の下関。残り2戦で勝ちを掴めるよう取り組んでいきます。
今回もたくさんの応援、サポートありがとうございました。


使用機材

  • ウェア:DECOJA

  • フレーム:SPECIALIZED EPIC 29er
  • フォーク:FOX 32 FLOAT
  • コンポーネント:SRAM EAGLE 1×12 (38T)
  • ホイール:MAVIC CROSSMAX PRO
  • タイヤ:MAXXIS IKON 29インチ (空気前1.8 2.0)
  • ブレーキ:MAGURA MT-8 RACELINE
  • ハンドル;ENVE670mm
  • ヘルメット:kabuto AERO-R1
  • シューズ:MAVIC CROSSMAX SL ULTIMATE SHOE
  • インソール:SIDAS
  • グローブ:kabuto PRG-5
  • サドル:fabric FLATペダル:HT Leopard M1
  • グリップ:ESIgrips
  • ウォームアップ時:ワンセコンドHCA
  • レース中:CCD、ワンセコンドCCD(ライチ風味)


2017年9月25日月曜日

CJ-1妙高レースレポート

CJ-1 妙高

photo by 伊東さん

日付:9月23日
場所:妙高
路面:ドライ
周回数:7周


9月に入りシーズンも後半戦。全日本選手権以来のレースであるCJ-1妙高をようやく迎えた。
この日まで自分と向き合い、トレーニングを考え、多くの人に話を聞き、聞いてもらい、その中で自分のできる限りを尽くしてやってきた。自信というものは無かったが、前までの自分とは変わっている感覚を得られていた。

金曜日に会場入りし、試走を入念に行う。機材面は問題ない。タイヤも転がりが軽い、バイクの進み方も良い。サスペンションもフロント、リア共に違和感がない。体も絶好調というわけではないが決して悪くはない。気持ちもノっている。しっかりとレースを走れる条件が揃っていた。

前日の夜に雨が降っていたためレース当日は早めに会場入りし、歩いてコースを少し見る。他のカテゴリーの選手のタイヤやフレームの汚れ具合からタイヤはIKONで大丈夫だと判断。空気圧も少し高めにしても良さそうだ。

そしてレースは13時30分にスタート。少し出遅れる形でのスタートになってしまったが気にはしなかった。こういう表現は良くないのかもしれないが、今回のレースは特に何も考えず、頭を空っぽにして、思うがままに走ると決めていた。だから前に何人いても気にならなかった。トップはかなり先行していたがそれもマイナスな意味で気になることは無かった。
とにかく力を抜くことなく、目の前を走る選手を抜いていくことを繰り返した。
2周目に入ってすぐには3名ほどをホームストレートで一気にパスし、2番手選手に追いつくことができた。

photo by 伊東さん


photo by 伊東さん


追いついてからも下手にペースを合わせたり、状況を伺うことはせず、隙があれば抜く、という走りをした。そこから6周目?くらいまで抜きつ抜かれつを繰り返していると後続から2名の選手が追いついてくる。
最終周回に入る頃には2番手選手を完全に逃し、3位争いを3名でする状況に。その時点で僕の足は攣っていたが、それもまた気にせず踏み続ける。一度はそのパックから離れてしまったがそこから1人を逃し、1人を抜いてゴール。結果は4位。

photo by 伊東さん

今回は事前に心に決めていた走り方が4位という結果につながったレースとなった。順位だけでいうと表彰台も逃していて決して良くはないが、自分の中では次のCJ-1白馬でさらに高い域で走るためのいいレースになった。

次戦までは1週間あるのでしっかり回復させ、引き続きトレーニングに励んでいきます。
今回も応援、サポートありがとうございました。


使用機材

  • ウェア:DECOJA ワンピースジャージ
  • フレーム:SPECIALIZED EPIC 29er
  • フォーク:FOX 32 FLOAT
  • コンポーネント:SRAM EAGLE 1×12 (38T)
  • ホイール:MAVIC CROSSMAX PRO
  • タイヤ:MAXXIS IKON 29インチ (空気前1.8 2.0)
  • ブレーキ:MAGURA MT-8 RACELINE
  • ハンドル;ENVE670mm
  • グリップ:ESIgrips
  • ヘルメット:kabuto AERO-R1
  • シューズ:MAVIC CROSSMAX SL ULTIMATE SHOE
  • インソール:SIDAS
  • グローブ:kabuto PRG-5
  • サドル:fabric FLATペダル:HT Leopard M1
  • ウォームアップ時:ワンセコンドHCA
  • レース中:CCD、ワンセコンドCCD(ライチ風味)


2017年8月22日火曜日

登り続けた先には飲めない湧き水

またまた久しぶりのブログ更新です!(...続ける続ける詐欺ですみません)

先週の話になってしまうんですが、ずっと気になっていた坂、暗峠に行ってきました!
かなりきつい斜度の坂という噂で、登りが好きな僕としては是非走って見たい所。
いざ行ってみると...


結構な斜度です



はい。写真では伝わらない系の斜度です。

走っているうちに斜度が緩むところもあるやろ、と走っていましたが走っても走ってもこの斜度かそれ以上にきつい斜度に。

変わらない景色

ひたすら登っていきます

しばらく登ったところで2ルートに分かれている所があり、散歩中の方々にどちらへ行けばいいのか聞くと左が斜度も緩く楽、右は斜度がきついけど湧き水があるよ!とのこと。

左の門を通っていけば楽なルート

きつさを求めて右ルートへ。湧き水はスルー!(水質検査により飲めないそうです)
ここから頂上まではそんなに距離がなく無事に到着。斜度が下から上までずっときついので時間はかかりますが距離は短いので、気持ちが切れなければ登っていける良い坂でした。一緒に走った若手ライダーはもう登りたくない。。。と言っていましたが。笑




頂上には「すえひろ」というお店がありそこにはかき氷やジュースや冷たい水など登り切った後には最高のご褒美がたくさんありました。登り切った達成感と美味しいかき氷などを求めて走るのも良いですね。
しかもこのお店には今までに登ってきたライダーの方々のサインやノートがあって、そこに知った名前の人も!僕も一言書かせていただきました。笑

トレーニングにもツーリング?にもオススメな暗峠でした。


 次来るときはタイム測ろう。








2017年7月9日日曜日

菖蒲谷合宿 DAY2

前日のトレーニング疲れを引きずりながら今日は合宿最終日。
ゆっくり起きて、もさもさ朝ごはん食べて会場へ。雨も降ってない!
久しぶりにレースな日でテンション高めでした!

CJで使われているコースとは全く違ったコースで登りがとにかくハード!下りは走りやすく、ハイスピードで楽しい!(...楽しくてスピード上げ過ぎて吹っ飛びかけた時もありました笑)

内容としてはコース前半は登って下ってを繰り返すのですが、下からの登りが本当に休む暇なし!
ざっくりとしたイメージでは20秒激坂でもがいて下りで3秒休めるような感じです。笑  
コース後半はハイスピードな下りからの緩い登りが少しあってそこからまた激坂!からの下り!で1周回。

そんな楽しいコースで怪我して以来のレース!7月らしい暑さの中、しっかり追い込んで、結果は無事に勝つことができました。











2日間とても充実した時間を過ごせました。コース案内してくれた小野さん、ソニックレーシングの皆さん、そしてDECOJAチームの皆さん、ありがとうございました。

全日本に向けて明日もがっつりがんばろ!




2017年7月8日土曜日

菖蒲谷合宿 DAY1

久しぶりの投稿になってしまいすみません...。

富士見の試走で怪我をしてからもう1ヶ月以上が経ちました。怪我の方は順調に回復して、指もちゃんと曲げられてハンドルもしっかり握れます!バッチリです。
多くの人にご心配をおかけしてすみませんでした。

さて、怪我も治った僕は今日、CJ-2のレースも行われた菖蒲谷にチーム合宿に来ています。
DECOJA RACING TEAMのメンバーとソニックレーシングの皆さんと朝から夕方までがっつり走ってきました。




路面コンディションがドロドロの中、人もたくさんいるのでタフな練習ができました!
泥がひっつきやすく、タイヤにもまとわりついて重かった。。。
泥といえば、気になっていたHTペダルの泥はけ性能は今日のようなコンディションでも
全然大丈夫でした。サクサククリートはめられます。
クリートも種類が多く、自分の好みに合わせられるのでペダルを探している方はぜひ!

明日も合宿でしかもレース!久しぶりなので個人的にめちゃくちゃわくわくしてます!
しっかり追い込んで全日本へと勢いつけていきます!



2017年5月18日木曜日

アジア選手権XCR&XCO レースレポート




アジア選手権チームリレー

日付:5月12日
場所:中国
路面:ウェット
周回数:1周
順位:2位

自身初となるアジア選手権チームリレーに参戦してきた。チームリレーを走るのは2012年の世界選手権以来で久しぶりな感覚。緊張もあったが楽しみな気持ちが多かった。
試走をしっかりとしてコースを覚えてイメージはバッチリだったが、レース当日は雨となり路面コンディションは一気に変わった。かなりの雨が降っていたのでマッドタイヤのBEAVERを選択した。

第一走者は同じエリートカテゴリーの平林選手。完璧なスタートダッシュを決め、勢いをつけてくれた。
2番手の川口選手もジュニアでありながら力強い走りをしてくれて大きく順位を落とすことなく3番手の村上選手へ。そのまま順調に4番手の北林選手もいい走りをしてくれて3番手で最終走者の自分に順番が回ってくる。2位を走るイランの選手との差はそんなに大きくなく充分狙える位置でトップの中国も絶望的な差ではなかった。
入念にアップもしていたため最初からいいペースでスタートすることができ、下りもミスなく走る。
コース中盤に入る頃には2位のイランをパスし、残るは中国を抜かすだけ。登りで姿が見え、このまま行けば勝てる!とまで思えたが下りでかなりの差を開けられてしまう。相手は走り込んでいるとはいえここは自分の実力不足が目立ってしまった。
その後は中国の姿を捉えることができず2位でフィニッシュ。

日本チームは準優勝、銀メダルを獲得した。






走りの内容的には全員が今のベストを出し切ることができ、若手を多く選出した中でいい結果が出せたと思う。勝てなかった悔しさは大きいが次こそは勝つぞ!と日本チーム全体でまた強い意志を持てたと思った。ぜひまた挑戦したいレースだ。

使用機材
  • フレーム:SPECIALIZED EPIC 29er
  • フォーク:FOX 32 FLOAT
  • コンポーネント:SRAM EAGLE 1×12 (36T)
  • ホイール:MAVIC CROSSMAX PRO
  • タイヤ:MAXXIS BEAVER 29インチ (空気前1.6後 1.6)
  • ブレーキ:MAGURA MT-8 RACELINE
  • ハンドル;ENVE670mm
  • ヘルメット:kabuto ZENARD
  • シューズ:MAVIC CROSSMAX SL ULTIMATE SHOE
  • インソール:SIDAS
  • グローブ:kabuto PRG-5
  • サドル:fabric FLAT
  • ペダル:HT Leopard M1
  • ウォームアップ時:ワンセコンドHCA







アジア選手権XCO

日付:5月14日
場所:中国
路面:ドライ
周回数:スタートループ+6周
順位:13位

チームリレーも無事に終え、迎えたアジア選手権XCO。
アジアタイトルを獲りたい気持ちがあるし、UCIポイントも大きいためしっかりと走って結果を出したいレース。ここまでできることはやってきたし、レースまでの期間も日本チームのスタッフの皆様のおかげで万全な状態で望むことができた。

レース当日は晴れて気温も上がり夏のような暑さ。水分をしっかりとらないとすぐに熱中症や脱水症状になるのでレース前から意識して水を多めに飲み、体も氷や水で冷やしてレースまでアップをした。
スタートはUCIポイント順で自分は5番目のコール。海外で最前列に並ぶことができたのは初めてで新鮮な気分。


スタートは無事に成功しいい位置で走るがコース序盤にあるロックセクションで中国人選手とぶつかり、ラインを外し岩に前輪がヒット。それにより前輪タイヤのビードが外れ空気が抜けて走りにくい状態に。コース序盤でのトラブルだったためピットまで走りにくいながらも下りでもペースを落とさないように意識する。そしてピットに入り、前輪を交換。日本チームスタッフのスムースな交換により大きくタイムロスすることなく再スタート。ここまでの間で順位はかなり落としてしまっていたが気持ち的には逆に燃えていた。







再スタートしてすぐに5人パックのグループが前に見えたのでそこに追いつき、1周かけて全員パス。
いいペースで走れている、もっといける、と思って走るがレース中盤から呼吸が苦しくなる。いくら吸っても酸素がしっかり入っていないような感覚。それでもプッシュし続け追い上げていくが、前との差は大きく、最終的に13位という目標の優勝とは遠い順位でのフィニッシュとなった。



今回自身初のアジア選手権となったが世界選手権とはまた違った雰囲気と環境を味わえた。コース面でもタフなレースとなり自分の力がアジアでどの程度かを知ることができた。克服できたと思っていた下りでも中国の選手は段違いに速かったと聞き、まだまだ改善点があることもわかった。
今回の結果は本当に悔しく、レースが終わった今でもまだ落ち着かない。必ず強くなってまた来年挑戦し、アジアタイトルを勝ち獲りたい。そのために今回の悔しさ、経験を糧にまたトレーニングに励んでいきます。

過酷な環境の中、日本チームスタッフの皆様の全力のサポートありがとうございました。日本からもたくさんの応援メッセージありがとうございました。
次戦、勢和多気までしっかり調整して挑んでいきます。



使用機材
  • フレーム:SPECIALIZED EPIC 29er
  • フォーク:FOX 32 FLOAT
  • コンポーネント:SRAM EAGLE 1×12 (36T)
  • ホイール:MAVIC CROSSMAX PRO
  • タイヤ:MAXXIS IKON 29インチ (空気前1.8後 1.8)
  • ブレーキ:MAGURA MT-8 RACELINE
  • ハンドル;ENVE670mm
  • ヘルメット:kabuto ZENARD
  • シューズ:MAVIC CROSSMAX SL ULTIMATE SHOE
  • インソール:SIDAS
  • グローブ:kabuto PRG-5
  • サドル:fabric FLAT
  • ペダル:HT Leopard M1
  • ウォームアップ時:ワンセコンドHCA
  • レース中:クエン酸&グルタミン、ワンセコンドCCD(ライチ風味)