2017年5月18日木曜日

アジア選手権XCR&XCO レースレポート




アジア選手権チームリレー

日付:5月12日
場所:中国
路面:ウェット
周回数:1周
順位:2位

自身初となるアジア選手権チームリレーに参戦してきた。チームリレーを走るのは2012年の世界選手権以来で久しぶりな感覚。緊張もあったが楽しみな気持ちが多かった。
試走をしっかりとしてコースを覚えてイメージはバッチリだったが、レース当日は雨となり路面コンディションは一気に変わった。かなりの雨が降っていたのでマッドタイヤのBEAVERを選択した。

第一走者は同じエリートカテゴリーの平林選手。完璧なスタートダッシュを決め、勢いをつけてくれた。
2番手の川口選手もジュニアでありながら力強い走りをしてくれて大きく順位を落とすことなく3番手の村上選手へ。そのまま順調に4番手の北林選手もいい走りをしてくれて3番手で最終走者の自分に順番が回ってくる。2位を走るイランの選手との差はそんなに大きくなく充分狙える位置でトップの中国も絶望的な差ではなかった。
入念にアップもしていたため最初からいいペースでスタートすることができ、下りもミスなく走る。
コース中盤に入る頃には2位のイランをパスし、残るは中国を抜かすだけ。登りで姿が見え、このまま行けば勝てる!とまで思えたが下りでかなりの差を開けられてしまう。相手は走り込んでいるとはいえここは自分の実力不足が目立ってしまった。
その後は中国の姿を捉えることができず2位でフィニッシュ。

日本チームは準優勝、銀メダルを獲得した。






走りの内容的には全員が今のベストを出し切ることができ、若手を多く選出した中でいい結果が出せたと思う。勝てなかった悔しさは大きいが次こそは勝つぞ!と日本チーム全体でまた強い意志を持てたと思った。ぜひまた挑戦したいレースだ。

使用機材
  • フレーム:SPECIALIZED EPIC 29er
  • フォーク:FOX 32 FLOAT
  • コンポーネント:SRAM EAGLE 1×12 (36T)
  • ホイール:MAVIC CROSSMAX PRO
  • タイヤ:MAXXIS BEAVER 29インチ (空気前1.6後 1.6)
  • ブレーキ:MAGURA MT-8 RACELINE
  • ハンドル;ENVE670mm
  • ヘルメット:kabuto ZENARD
  • シューズ:MAVIC CROSSMAX SL ULTIMATE SHOE
  • インソール:SIDAS
  • グローブ:kabuto PRG-5
  • サドル:fabric FLAT
  • ペダル:HT Leopard M1
  • ウォームアップ時:ワンセコンドHCA







アジア選手権XCO

日付:5月14日
場所:中国
路面:ドライ
周回数:スタートループ+6周
順位:13位

チームリレーも無事に終え、迎えたアジア選手権XCO。
アジアタイトルを獲りたい気持ちがあるし、UCIポイントも大きいためしっかりと走って結果を出したいレース。ここまでできることはやってきたし、レースまでの期間も日本チームのスタッフの皆様のおかげで万全な状態で望むことができた。

レース当日は晴れて気温も上がり夏のような暑さ。水分をしっかりとらないとすぐに熱中症や脱水症状になるのでレース前から意識して水を多めに飲み、体も氷や水で冷やしてレースまでアップをした。
スタートはUCIポイント順で自分は5番目のコール。海外で最前列に並ぶことができたのは初めてで新鮮な気分。


スタートは無事に成功しいい位置で走るがコース序盤にあるロックセクションで中国人選手とぶつかり、ラインを外し岩に前輪がヒット。それにより前輪タイヤのビードが外れ空気が抜けて走りにくい状態に。コース序盤でのトラブルだったためピットまで走りにくいながらも下りでもペースを落とさないように意識する。そしてピットに入り、前輪を交換。日本チームスタッフのスムースな交換により大きくタイムロスすることなく再スタート。ここまでの間で順位はかなり落としてしまっていたが気持ち的には逆に燃えていた。







再スタートしてすぐに5人パックのグループが前に見えたのでそこに追いつき、1周かけて全員パス。
いいペースで走れている、もっといける、と思って走るがレース中盤から呼吸が苦しくなる。いくら吸っても酸素がしっかり入っていないような感覚。それでもプッシュし続け追い上げていくが、前との差は大きく、最終的に13位という目標の優勝とは遠い順位でのフィニッシュとなった。



今回自身初のアジア選手権となったが世界選手権とはまた違った雰囲気と環境を味わえた。コース面でもタフなレースとなり自分の力がアジアでどの程度かを知ることができた。克服できたと思っていた下りでも中国の選手は段違いに速かったと聞き、まだまだ改善点があることもわかった。
今回の結果は本当に悔しく、レースが終わった今でもまだ落ち着かない。必ず強くなってまた来年挑戦し、アジアタイトルを勝ち獲りたい。そのために今回の悔しさ、経験を糧にまたトレーニングに励んでいきます。

過酷な環境の中、日本チームスタッフの皆様の全力のサポートありがとうございました。日本からもたくさんの応援メッセージありがとうございました。
次戦、勢和多気までしっかり調整して挑んでいきます。



使用機材
  • フレーム:SPECIALIZED EPIC 29er
  • フォーク:FOX 32 FLOAT
  • コンポーネント:SRAM EAGLE 1×12 (36T)
  • ホイール:MAVIC CROSSMAX PRO
  • タイヤ:MAXXIS IKON 29インチ (空気前1.8後 1.8)
  • ブレーキ:MAGURA MT-8 RACELINE
  • ハンドル;ENVE670mm
  • ヘルメット:kabuto ZENARD
  • シューズ:MAVIC CROSSMAX SL ULTIMATE SHOE
  • インソール:SIDAS
  • グローブ:kabuto PRG-5
  • サドル:fabric FLAT
  • ペダル:HT Leopard M1
  • ウォームアップ時:ワンセコンドHCA
  • レース中:クエン酸&グルタミン、ワンセコンドCCD(ライチ風味)