2018年7月26日木曜日

全日本選手権レースレポート

photo by  Hiroyuki Nakagawa


場所:長野県、富士見パノラマ
路面:ドライ
周回数:4周
順位:9位


年に一度の重要なレース。全日本選手権を走ってきた。


このレースに向けてトレーニングも体調管理もしてきた。金曜日から会場入りし、試走をたっぷりとしてコースの流れを頭に叩き込む。大体の流れは春に行われた時と同じだったので慣れるのは早かった。

コースに合わせてFOXサスペンションのリバウンドとコンプレッションを調整し、タイヤはMAXXISのIKONとASPENの両方を試して、登りでの抵抗の低さで生まれるアドバンテージを優先しASPENを選択。タイヤに入れるシーラントは8月末に販売予定のFINISHLINEのシーラントを使用。粘り気のあるものになっていてファイバーリンクテクノロジーにより6.35mまでの傷まで防ぐことができるので万が一パンクしたとしても安心感がある。





今回はメカニック1名と韓国のWIAWIS本社から社員の人達がテントを持ってサポートに来てくれたので体制は万全。走ることに集中させてもらえる環境を用意してもらった。





レース当日は猛暑。日本全国温度が高く、富士見パノラマも例外ではない。熱中症等の危険もあるのでしっかりとCCDをこまめに摂取。レース前にはBCAAも摂り、ウォーミングアップへ。


今回は2列目のスタートでいつもより前に出やすいポジション。左から3番目の位置を取り、集中し、スタートを待つ。



photo by @kasukabevisionfilmz


そしてスタート15秒前のコールを聞き、ギアをかけて合図と共にペダルを踏み込む。

少し出遅れ、前に選手を何人か入れてしまった。そして砂埃が一瞬にして自分の目の前に広がり視界が悪くなり、口にも砂埃が入り乾く。

スタートはひたすら登りなので徐々に失速する選手を抜かして行き、6番手の位置につける。先頭は少し離れていたが、周回数が少ない今回は後から挽回は絶対にできないのでひたすら全力で追い続ける。ハイペースな中でもしっかりとCCDを補給しながらかけ水で体温の上昇を防ぐ。

photo by kasukabevisionfilmz



しばらくは付かず離れずの展開で3番手までが時々目視できるほどの位置を走るが徐々に失速し、3周目には逆に順位を9位まで落としてしまう。後ろから選手も迫って来ていて苦しい状況が続くが残りは1周半ほど。



photo by @kasukabevisionfilmz



ここでさらに順位を落とすわけにはいかない、という気持ちから意地と根性でペダルを踏み続ける。徐々に詰められてはいたが、得意な芝の登りで差を開けて、差を詰めさせ過ぎないように走り、ゴール。

photo by Noriyasu Kato

勝ちたかったレース、目標としていたレースだった。機材も会場サポートも多くの方々に協力していただき完璧な状態だったが、9位という結果でレースを終えた。

photo by Noriyasu Kato

昨年と比べると数字的には良くなっているが、自分の中で全日本選手権は勝たなければならないと思っているレース。今年もチャンピオンジャージを逃したことは本当に悔しい。しかしこれが今の自分の実力であることは自分自身で証明してしまった。この現実と、結果と向き合い、また1年間着実に力をつけて強くなるしかないと思っています。

次のレースまで少し時間があるので少しだけ体を休め、またトレーニングを積んで行き、必ず強くなった姿を見せます。

今回も応援、サポートありがとうございました。


         WIAWIS RACING TEAM    中原 義貴

photo by Noriyasu Kato


photo by @kasukabevisionfilmz




使用機材
  • フレーム:WIAWIS HEXION 29 NANO CARBON (Mサイズ) 
  • ハンドル:W&W CR-NC 700mm 
  • シートポスト:CSP2-NC 27.2mm (25mm offset) 
  • フォーク:FOX 32 FLOAT SC 29 BOOST 
  • コンポーネント:SRAM EAGLE 1×12 (フロントギア 36T) 
  • ホイール:DT SWISS XRC 1200 SPLINE 25 29 Boost 
  • タイヤ:MAXXIS ASPEN 29インチ   (空気前1.4後 1.4) 
  • ブレーキ:MAGURA MT-8  
  • ヘルメット:kabuto FLAIR (S/Mサイズ)GWGカラー 
  • アイウェア:kabuto 101 
  • シューズ:MAVIC CROSSMAX PRO FIERY RED 
  • インソール:SIDAS(インソール形成:Advanced foot) 
  • グローブ:kabuto PRG-5 
  • ペダル:HT Leopard M1 
  • チェーンオイル:FINISH LINE Ceramic Wet Chain Lube 
  • フロアポンプ:TOPEAK JoeBlow Booster 
  • 工具:TOPEAK PREPBOX 
  • バイクスタンド:TOPEAK PREPSTAND RACE 

ドリンク、サプリメント
  • レーススタート前:POWERPRODUCTIONワンセコンドBCAA、マックスロード BCAA, CCD 
  • レース中:POWERPRODUCUTION CCDドリンク、POWERPRODUCITION ワンセコンドCCD(クリアレモン) 
  • レース直後:POWERPRODUCTION MAXLOAD WHEY PROTEIN 

バイクメンテナンス
  • RINGO ROAD 



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WIAWIS
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Kabuto

2018年7月24日火曜日

CJ-1田沢湖レースレポート

photo by Noriyasu Kato


日付:71
場所:秋田県、田沢湖スキー場
路面:ドライところによりウェット
周回数:6
順位:DNF

全日本選手権前最後の公式レースとなるCJ田沢湖に参戦してきた。自宅から1000kmの移動となったが共に行動してくれたスタッフのおかげで大きな疲れを感じることはなく会場入り。

試走日はあいにくの雨。全く知らないコースなので雨でも気にせず走り始めコースをしっかりと頭に叩き込む。

田沢湖はゲレンデを利用した登りからの長いジープ道を一気に下り、コース後半はテクニカルかつ良い流れのシングルトラックが続くという感じのコースだった。
ラインを模索しながらタイヤ選択にも迷ったが最終的にはASPENを選択。選択理由としては登りでの転がり重視。斜度きつめの登りが前半は続くのでそこでのアドバンテージが欲しかったのと、雨が降っている中でも田沢湖の泥は粘度が低くシャバシャバな泥だったのでそこまで滑ることがなく、泥の登り下りでも問題ないと判断した。

チェーンオイルは水たまりを通ることも考え最後までしっかりとオイルが残るCeramic Wet Chain Lubeを使用し、バイクの準備をした。