2019年9月1日日曜日

Siol international mountain bike challenge Asia mtb series  レポート


Photo by DNA SPORTS


日付:825
場所:マレーシア
路面:ドライ
周回数:7
順位:3

UCI白馬を終えて2週間後に迎えたUCI class2レース。開催地はマレーシアなので21日から現地入りし、4日間体調面にも気を使いながら準備を進めた。

コースは広範囲の根っこの下りと登りが印象的な凸凹コース。途中にはかなりの斜度の激坂もあり、しっかりとトラクションをかけながらバイクを進めないといけないようなところもあった。下りは至って普通で特に難しいところは無かった。
試走はいつも通り入念に行い、同行した日本人選手たちとラインの確認もして準備はバッチリ。

今回は海外でのレースだったのであらゆる場面に対応できるWIAWISのフルサスペンションバイク、ALPECA-PROを使った。リアショックはもちろんFOX
タイヤはもはや今期これしか使っていないという程に使用率の高いREKON RACE 2.35



何回か雨の降る時もあったがレース当日は晴れ。湿度も高く暑い。じっとしているだけでも大量の汗が出るような状況。アップの時間は少なめにして体力温存に徹した。

スタート位置は3列目。今回のコースは抜きどころが少なく、コース幅も狭いので冷静に落車に巻き込まれないように注意しながらスタート。

かなりの密度の中、わずかな隙を見つけては選手をパスしていくがそれでも11つ順位を上げるので精一杯。そうこうしている内に5,6名の先頭集団が出来上がり、自分の居る第2集団との差が生まれつつあった。このままではどんどん離されてそのまま追いつけない、または追いつくまでにかなりの時間を使ってしまうと思ったので、かなり足を使って2周目には強引に先頭集団後方まで位置を上げる事に成功。


Photo by DNA SPORTS

2周目には先頭集団から数名がペースダウンし落ちてきていたので、コツコツ順位を上げ4番手に。先頭とは20秒ほどの差をキープしながら追走していたがなかなか差は詰まらない。激坂で差が詰まっている感覚があったがそれだけでは追いつくまでは難しい。




しかし6周目に先頭パックの選手がトラブルでストップ。それにより3番手に浮上。2番手選手との差も見える位置だったのでプッシュしたが力及ばず3位でのフィニッシュとなった。




結果は3位。序盤から苦しい展開ではあったが冷静に対処でき、力も出し切れたが、悔しい結果となった。先頭との差は130秒と大きいが、またトレーニングをしっかりと積んで行き、その差を埋めていく。

今回も応援、サポートありがとうございました。


WIAWIS RACING TEAM     中原 義貴




使用機材
  • フレーム:WIAWIS ALPECA-PRO
  • ハンドル:W&W CR-NC 710mm
  • シートポスト:PNW(ドロッパーポスト)
  • フォーク:FOX 32 FLOAT SC 29 BOOST
  • ホイール:DT SWISS XMC 1200 SPLINE
  • タイヤ:MAXXIS REKONRACE 2.35 29インチ   (空気前1.1 1.1)
  • ブレーキ:MAGURA MT-8(カーボンワンフィンガーレバー) 
  • ヘルメット:kabuto FLAIR (S/Mサイズ)G1レッド
  • アイウェア:kabuto 121 (調光レンズ)
  • インソール:SIDAS(インソール形成:Advanced foot
  • グローブ:kabuto PRG-7
  • ペダル:HT Leopard M1
  • チェーンオイル:FINISH LINE e-bike chain lube
  • フロアポンプ:TOPEAK JoeBlow Booster
  • 工具:TOPEAK PREPBOX
  • バイクスタンド:TOPEAK PREPSTAND RACE



ドリンク、サプリメント
  • レーススタート前:POWERPRODUCTIONワンセコンドBCAA、マックスロード BCAA, CCD

  • レース中:POWERPRODUCUTION CCDドリンク、POWERPRODUCITION ワンセコンドCCD(レモン風味)

  • レース直後:POWERPRODUCTION MAXLOAD WHEY PROTEIN


バイクメンテナンス


  • RINGO ROAD

2019年8月20日火曜日

Coupe du japon UCI Class-3 白馬 レポート

Photo by Noriyasu Kato




日付:811
場所:長野県、白馬
路面:ドライ
周回数:6
順位:優勝


シーズン後半戦の最初のレースはUCI白馬。
全日本選手権が終わってからは少しの休息を取り、心も体もリフレッシュさせることができた。今回のレースに向けて全日本で学んだ自分の弱さを改善する為、そしてこのレースで勝つ為に集中してトレーニングも行えた。

コースは昨年と変わらず。何箇所かラインが隠されていたので、そのラインを数回反復するだけにして、試走は少なめにして翌日への体力を温存した。
苦手意識のあった白馬のコースだが、この日は違って楽しむことができていた。

タイヤはASPENIKONREKON RACE3択だったが、今期1番使い慣れてて対応力の高いREKON RACE 2.35を選択。太めのタイヤだが見た目を裏切る転がりの軽さ、安定感、グリップがある。
今回も日差しが強く、暑かったので前日からCCDを補給し、脱水対策もバッチリ。

そして迎えたレース当日。全日本のポイントが反映されていたので最前列スタート。
定刻通り14時にレース開始。

スタートダッシュは少し出遅れる形になるが、冷静に、丁寧にポジションを上げていく。先頭集団数名に絞られ、最初の少し長い登りで一気に先頭に出ることに成功。もの凄く体が動く、というよりは力が出せる、という感覚を感じながらバイクを進めていく。

Photo by Noriyasu Kato

数十秒のタイム差を作ることに成功し、ここからどんどん差を広げて行きたいところ。しかし2周目序盤のシングルトラックでチェーントラブルを引き起こしてストップ。チェーンがフロントギアとクランクの間に噛み込んでしまい、復帰に時間がかかってしまった。
ストップしている間に2名の選手に抜かれ3番手からの再スタート。

まだ姿が見える範囲の差だったのですぐに追いつき、3周目には2名パックになった。
ハイペースな展開だったが、隙をついて抜け出し、20秒ほどの差を作って再び単独走へ持ち込む。

Photo by Noriyasu Kato
今シーズン、他のレースでの展開だったらじわじわと後退していく事が続いていたがこの日は違った。ライン取りも補給もペースも集中して行えている。そして、その差をキープしたまま最終周回へ。

Photo by Noriyasu Kato

あと1周耐えれば勝てる、と考えると自然と力が湧いていた。最終周、最終コーナーを抜けるまで油断せずに走りきり、3年ぶりとなる国内シリーズ優勝を掴んだ。

結果は優勝。


Photo by Noriyasu Kato


全日本から、というよりもそれ以前からなかなか勝てず、悔しいレースが続いていて、良くても表彰台、という状況でしたがようやく勝つ事ができました。

貪欲に1位だけを望み続けてきて、それを狙う走りを続けてきて、今回それを掴むことができて嬉しく思います。
そして何より、ここまで自分を信じてサポートし続けてくれた方々、現地での応援をし続けてくれた皆様に感謝です。
時間はかなりかかりましたが、再び表彰台の1番上に立つ事が出来たのもスポンサーの皆様、どれだけ忙しくてもしっかりとメンテナンスをしてくれるRINGOROADの皆様、そて今年から社会人になり、仕事もプライベートも忙しい中、毎レースしっかりとバイクチェック、フィードサポートをしてくれるタツキに感謝しても仕切れないくらいです。
僕に関わって、僕を応援してくれる人たちがいたから掴めた勝利だと思っています。

本当にありがとうございます。

まだまだレースは続くので、今回の勝利で慢心せず、引き続きトレーニングを積んで行きます。

今回も応援、サポートありがとうございました。

WIAWIS RACING TEAM 中原義貴



Photo by Noriyasu Kato


使用機材
  • フレーム:WIAWIS HEXION 29 NANO CARBON
  • ハンドル:W&W CR-NC 710mm
  • シートポスト:PNW(ドロッパーポスト)
  • フォーク:FOX 32 FLOAT SC 29 BOOST
  • ホイール:DT SWISS XMC 1200 SPLINE
  • タイヤ:MAXXIS REKONRACE 2.35 29インチ   (空気前1.2 1.2)
  • ブレーキ:MAGURA MT-8(カーボンワンフィンガーレバー) 
  • ヘルメット:kabuto FLAIR (S/Mサイズ)G1レッド
  • アイウェア:kabuto 121 (調光レンズ)
  • インソール:SIDAS(インソール形成:Advanced foot
  • グローブ:kabuto PRG-7
  • ペダル:HT Leopard M1
  • チェーンオイル:FINISH LINE e-bike chain lube
  • フロアポンプ:TOPEAK JoeBlow Booster
  • 工具:TOPEAK PREPBOX
  • バイクスタンド:TOPEAK PREPSTAND RACE



ドリンク、サプリメント
  • レーススタート前:POWERPRODUCTIONワンセコンドBCAA、マックスロード BCAA, CCD

  • レース中:POWERPRODUCUTION CCDドリンク、POWERPRODUCITION ワンセコンドCCD(レモン風味)

  • レース直後:POWERPRODUCTION MAXLOAD WHEY PROTEIN


バイクメンテナンス

  • RINGO ROAD




スポンサー様・サプライヤー様 リンク先

WIAWIS

ハスコ・エンタープライズ
http://www.hasco.co.jp

Kabuto

MAGURA

DT Swiss

MAXXIS

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FINISHLINE

FOX

POWERPRODUCTION

RINGO ROAD

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https://www.alternative-bikes.com

2019年7月27日土曜日

2019 全日本選手権

2019 全日本選手権
Photo by kasukabevisionfilmz


日付:7月21日
場所:秋田県、田沢湖スキー場
路面:ドライ
周回数:6周
順位:8位


いよいよ迎えた全日本選手権。今年は秋田県、田沢湖スキー場での開催。
去年はCoupe du japonのシリーズ戦の1つとして開催され、自分も参加していた。
自分にとっては今シーズンの大きな目標レースであり、ずっと掴めずにいるエリートカテゴリーでの全日本チャンピオンを狙えるチャンス。この日の為に、レースとトレーニング、私生活まで意識して過ごしてきた。あとは持てる力を出し切るのみ。

コースは去年まであったゲレンデ部分からの長い上り区間がカットされていてハイスピードなコースへと変わっていた。
試走日は日差しも強く暑い中での走行となったがCCDをこまめに補給し、ミネラルと水分を摂って熱中症の対策をした。
タイヤ選択はあまり悩まず、今シーズンの定番となっているREKON RACEを選択。転がりの軽さとグリップ、安定感は抜群であらゆるコースで使ってきて体感しているので、全日本の舞台にも採用した。

そしてレース当日。天気は快晴。じっとしているだけでもじわじわと汗が出てくる暑さ。エリートのスタートは14時30分と少し遅めで、かなりの暑さの中でのレースが予想された。朝からCCDで水分とミネラルを補給し、身体に熱を溜めないように時々頭から水を被りながらスタートを待った。

定刻通りレースはスタート。最前列からだったので遠慮なく前へ出ることができ、序盤からのハイペースな展開に加わる。
身体の調子は良い。足も回っているが、ハイペースな展開に必死で食らいつく走りになる。

Photo by kasukabevisionfilmz

勝つ為に先頭に出て行きたいが、このままではこのペースに引きずられてどこかのタイミングで千切れてしまう。頭ではわかっているが身体がついてこない。耐える走りで1周目を終えて2周目へ。
2周目もひたすら我慢。どうにか前へ出ようと思っていたがそう簡単にはできず、3番手の位置をキープするのが精一杯になっていた。

Photo by kasukabevisionfilmz

Photo by kasukabevisionfilmz

3周目からは徐々にパックから遅れ、差が生まれ始める。焦る気持ちに体がついてこない。完全にオーバーペースで疲労して、ペースダウン。序盤に後続との差を開いていたものの、それも周回を重ねる毎に詰められて最終周回には8番手になり、そのままの位置でゴール。

今シーズン1番の目標としていた全日本選手権は8位でのフィニッシュとなった。
優勝を目指し、勝つ為の走りをしたが結果をつかむことはできなかった。表彰台を目指すのであればもう少し違った走りもあったかもしれないが、自分が望むところはそこではない。
悔しさが大きいが、シーズン的には中盤。まだまだこの先もレースが続く。
まずは体を休めて、次のレースへと準備を進めていきます。

今回も応援、サポートありがとうございました。

WIAWIS RACING TEAM 中原義貴



使用機材
  • フレーム:WIAWIS HEXION 29 NANO CARBON
  • ハンドル:W&W CR-NC 710mm
  • シートポスト:PNW(ドロッパーポスト)
  • フォーク:FOX 32 FLOAT SC 29 BOOST
  • ホイール:DT SWISS XMC 1200 SPLINE
  • タイヤ:MAXXIS REKONRACE 2.35 29インチ   (空気前1.6後 1.6)
  • ブレーキ:MAGURA MT-8(カーボンワンフィンガーレバー) 
  • ヘルメット:kabuto FLAIR (S/Mサイズ)G1レッド
  • アイウェア:kabuto 121 (調光レンズ)
  • インソール:SIDAS(インソール形成:Advanced foot)
  • グローブ:kabuto PRG-8
  • ペダル:HT Leopard M1
  • チェーンオイル:FINISH LINE e-bike chain lube
  • フロアポンプ:TOPEAK JoeBlow Booster
  • 工具:TOPEAK PREPBOX
  • バイクスタンド:TOPEAK PREPSTAND RACE



ドリンク、サプリメント

  • レーススタート前:POWERPRODUCTIONワンセコンドBCAA、マックスロード BCAA, CCD

  • レース中:POWERPRODUCUTION CCDドリンク、POWERPRODUCITION ワンセコンドCCD(レモン風味)

  • レース直後:POWERPRODUCTION MAXLOAD WHEY PROTEIN


バイクメンテナンス

  • RINGO ROAD

2019年7月26日金曜日

Coupe du japon Fujimi Panorama UCI Class-3 レポート

Coupe du japon Fujimi Panorama UCI Class-3 レポート


WIAWIS RACING TEAM 中原義貴


Photo by kasukabevisionfilmz


日時:2019年6月30日(日曜日)


会場:長野県 富士見パノラマ


参加カテゴリー:男子エリート


レース結果:6位



国内3戦目のレースとなったUCI富士見パノラマ。全日本選手権まで残された時間はわずか。今回のレースでどの位置でどういう走りができるかは、目標である全日本前の自分にとってとても重要だった。

トレーニングは順調にできていて、体も心も良い状態。
機材は今回からフレームをハードテールバイクのWIAWIS HEXIONからフルサスペンションバイクのWIAWIS ALPECAへ乗り換えた。細かいギャップから大きいギャップまで楽にクリアでき、トラクションもかけやすくなるのでメリットが多い。重量も完成車状態で10kgほどなので軽量なフレームに仕上がっている。


剛性もしっかりとあり、良く進んでくれてフルサスでありながらハードテールのような軽快さがある。今回はこのNEWバイクでの挑戦となった。


コースは昨年とほとんど変わらず、登りが減ったような印象。下りはバンク、大岩越えのセクション、根っこなどがあり様々な技術が要求され、富士見らしいテクニカルさがあった。

試走の日は晴れていて路面はドライだったが、レース当日は雨。
各クラスの様子も見ながら、メカニックとも相談しながら最終的にMAXXISのマッドタイヤBEAVERを選択。マッドコンディションで最高レベルのグリップを発揮してくれるのは今まで走ってきたレースで確認済みなので安心してスタートを待った。


スタートは2列目からだったが埋もれる事なく、スムーズにスタートを切る事ができた。数名に先行されたが落ち着いて抜き返し、3番手の位置につく。先頭と2番手はすぐ目の前、早めにトップに出てレースをコントロールしたかったが、泥によりうまく展開できない状況が続き、なかなか3番手の位置から上がる事ができない。そうこうしてるうちにトップとの差は開くが2番手選手がトラブルで後退したので自分が2番手に。

Photo by kasukabevisionfilmz

このままキープすれば2位は確実だったが、欲しいのはそこではないので自分を追い込み、トップを追う。しかし、思っているより詰まらない差、それとは逆に開いていく差に焦りも出て、大岩越えでミスをし、大岩のてっぺんから落車。大きな怪我はなかったが落車の影響で身体が緊張し、動きが固くなってしまい、思うように走れない。


3番手選手にも追いつかれ、抜きつ抜かれつの展開になるが、最終周回に大きくペースダウンしてしまい、最終的に6位でのフィニッシュとなった。


Photo by kasukabevisionfilmz

結果は6位。

貪欲に勝利を掴む為に走ったが、結果を出すことはできず、悔しさが大きいレースとなった。
内容としては今まで苦手意識の強かった泥レースだったが、自分が思っているよりもうまく対応できた。機材面でもフルサスペンションにしたことにより、さらなるグリップを得る事ができたし、登りでのトラクションコントロールも楽にでき、メリットを感じられたレースとなった。バイクとの相性の良さ、WIAWISフレームの進化も感じられた。

次はいよいよ全日本選手権。年に1度の大勝負。

残された時間できる事をしっかりとやり、準備を進めていく。

今回も応援、サポートありがとうございました。





WIAWIS RACING TEAM 中原義貴


Photo by kasukabevisionfilmz


使用機材
  • フレーム:WIAWIS ALPECA-PRO
  • ハンドル:W&W CR-NC 710mm
  • シートポスト:PNWレーニア
  • フォーク:FOX 32 FLOAT SC 29 BOOST
  • ホイール:DT SWISS XMC 1200 SPLINE 
  • タイヤ:MAXXIS   BEAVER  (空気前1.4後 1.4)
  • ブレーキ:MAGURA MT-8(カーボンワンフィンガーレバー) 
  • ヘルメット:kabuto FLAIR (S/Mサイズ)G1レッド
  • アイウェア:kabuto 121 (クリアレンズ)
  • インソール:SIDAS(インソール形成:Advanced foot)
  • グローブ:kabuto PRG-8
  • ペダル:HT Leopard M1
  • チェーンオイル:FINISH LINE Wet Bike Lubricant
  • フロアポンプ:TOPEAK JoeBlow Booster
  • 工具:TOPEAK PREPBOX
  • バイクスタンド:TOPEAK PREPSTAND RACE


        ドリンク、サプリメント
        • レーススタート前:マックスロード BCAA, CCD
        • レース中:POWERPRODUCUTION CCDドリンク、POWERPRODUCITION ワンセコンドCCD(レモン風味)
        • レース直後:POWERPRODUCTION エキストラ アミノアシッド プロテイン


          バイクメンテナンス
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